トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『ねほぱほ』パパ活女子の現在
『ねほりんぱほりん』レビュー

『ねほりんぱほりん』元薬物中毒者がモルヒネ投与で対峙した“思い出す恐怖”、パパ活女子がママ活女子に

パパ活女子がママ活で“貢ぐ側”になり、経済が回る

 2人目のゲストは、パパ活によって毎月50万円以上を稼いでいた“パパ活女子”のマナミさん。ブタのぬいぐるみの体形を見ると胸は大きく、実物の彼女はかなりグラマーなのだと想像ができる。

 19年3月に番組に出演した彼女は、年収750万円の年下彼氏との婚約を報告していた。しかしその後、新展開が訪れた。

「友だちとランチをしても、みんなは自分で働いて自分で買ったものを身につけて。でも私は上から下まで全身彼氏が買ってくれたものだったんですよ。それがすごい惨めっていうか、甘えている自分が恥ずかしいとまで思っちゃったんです」(マナミさん)

 なんと、彼女にパパ活の後遺症が出てしまったのだ。「人から物を与えられるのは恥ずかしい」――パパ活に対する後悔の念が彼女に残っていたということ。1人目のテツさんといいマナミさんといい、婚約解消が続いてヘコむが、彼女の場合は成長の証しとも受け取れる。

 その後のマナミさんはどうなったか? なんと、唐突に仕事に目覚めた。派遣社員として手取り30万円の給料を受け取る彼女。パパ活より効率は悪いが、うれしさはその比じゃなかった。働いて稼ぐ喜びに彼女は気づいたのだ。

「更生しました(笑)」(マナミさん)

 今、彼女には新しい彼氏がいる。King&Princeの平野紫耀に似た3歳年下のイケメンだ。しかし、問題がひとつだけある。この彼氏は給料が安く、そんな彼に今度はマナミさんが貢ぐようになったのだ。20万円のカメラや30万円のコートをねだられ、買い与える日々。パパ活からママ活へ、立場を逆にした極端な方向転換が行われてしまった。

「でもいいんです、かわいいから。“本格的なママになるんだ、私は”って決意しましたよ。自分もパパ活してたから、経験上、物を与える側と与えられる側の立場がはっきりしたら、“これはもう普通の恋愛じゃないな”みたいな」(マナミさん)

 パパ活女子がママ活をする。経済はこうして回るのかと、まざまざと見せつけられた感がある。

 話はここで終わらない。この年下彼氏からプロポーズをされたマナミさん。実は彼、なんと株で1億円の資産を隠し持っていたのだ。

「元カノはお金でついてくる女の子ばかりだったから、あえてお金を持ってないふりをして女性にお金を払わせるクズを演じ、それでも自分についてきてくれるか試してたって……」(マナミさん)

 なに、そのどんでん返しのどんでん返しのどんでん返しみたいな展開は! まさかの玉の輿である。パパ活していた女性が足を洗ったら平野紫耀似の年下彼氏ができ、逆にママ活で貢がされまくっていたらプロポーズされ、フタを開けてみるとその彼氏が1億円の資産を隠し持っていた――おとぎ話のような流れだ。できすぎてて「どこまで本当の話?」と少し怪しんでしまうが、なぜかマナミさんは引っかかっている様子である。

「いいことじゃないですよ! だって、なんかだまされた感が……」(マナミさん)

 今まで物を散々買い与えてパトロンを気取っていたら、急に「合格」と通告された。疑心暗鬼になっても仕方ない。「今までは試されただけだったのか?」と……。

 そんなマナミさんの反応と、MCの山里亮太とYOUのリアクションは真逆だった。2人はマナミさんを祝福した。

「ウソついていたとかいろいろあったけど、ここから2人の本当のお付き合いが始まるんじゃない?」(YOU)

 未来を感じさせ、彼女を前進させようとするYOU。この締めくくりは素敵だと思う。

123
ページ上部へ戻る

配給映画