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東京医大「医学部不正入試問題」、受験料返還判決でも大学側が痛くも痒くもないカラクリ

イメージ画像/出典:matisse

 どれだけマジメに勉強して試験で頑張っても、女子の受験生は一律減点──そんな不条理にささやかながらメスが入れられた。2018年に明らかになった東京医大・医学部の不正入試問題で、東京地裁は6日、受験料返却を求めた受験生に対し、返還義務があるとの判決を言い渡した。

 医学部の入試が100%公正でないというのは、医学部を目指す受験生にとっては常識だった。医歯薬系の大学受験に詳しい塾講師はいう。

「医学部受験では、女子や多浪生が不利だということを知らない人はいません。都内のある超名門女子校には、模試の成績をもとに作った“女子が受かりにくい医大リスト”がありました。他の学部では、合格率において男女間に差が見られないのに、医学部だけは女子が低く、“見えない意志”が働いているのが明白だったからです。

 医学部進学を希望する女子生徒への受験指導では、『男子より点を取らないとダメ』と、ハッキリ言うのは当たり前ですし、ウチの塾に子供を通わせている現役の医師は、『まともに(試験で)選んだら(合格者が)女子ばかりになってしまう』と、悪びれもせずに話していました」

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