阿佐ヶ谷姉妹だけで1時間40分! 『ヒルナンデス!』は芸人自由区?
#友近 #ヒルナンデス! #テレビ日記 #中川家 #阿佐ヶ谷姉妹
友近「ヒジ、ヒザ、コンドロイチン」
そういえば、かつて友近がこんなことを語っていた。
「ロケとかしてても『段差に気をつけてください』って言われたら、すぐ『ダンサー・イン・ザ・ダーク』って言うんですよ私。意外と、情報番組の『ヒルナンデス!』がよく使ってくれるんですよ」(『華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!』2020年1月21日)
そう語る友近が、阿佐ヶ谷姉妹のロケが放送された翌日の5日、『ヒルナンデス!』で伊勢志摩をロケしていた。旅の同伴者は、中川家の礼二である。
ロケは、さっそく次のようなシーンから始まる。駅の前でゲストを探す友近。画面の外から聞こえる「ははは」という笑い声。「なんか笑い声が聞こえる。スタッフさんの笑い声でしょうか」と友近が言う。画面はスタッフ側に切り替わる。そこにはガンマイクを持って音声さんになりすまし、スタッフ笑いをする礼二がいる。
友近が笑いながら「はい、はい、はい」と手を叩いて礼二を呼ぶ。「ごめんなさい、仕事とって」と礼二がガンマイクを本物の音声さんに返す。「そうですよ、仕事をとったら駄目だって、あれほど言ったのに」と友近。「たぶんここの角度がね、プロから見たら悪いと思う」と、ガンマイクを持つ腕の角度について反省する礼二。
2人のロケは旅先の情報を織り込みつつ、終始こんな感じで進む。
たとえば、伊勢神宮の川で手を洗い、その水を体に振りかけて「ヒジ、ヒザ、コンドロイチン」と言う友近。うどん屋の店員さんに「名古屋行く時は近鉄ですか? JRですか?」と尋ねる礼二。おもむろにスマホを取り出し「メッセージLINE、ゼロ件」と報告する友近。牛カツ店で「牛カツを、32本」と注文する友近と、コケる礼二。座るときに「よいせ」と言う友近と、同時に「よいしょ」と言う礼二――。
日本テレビというと『エンタの神様』などの印象が強いせいか、芸人のネタを大胆に改変してしまうといったイメージがある。けれど、お昼という時間帯がそうさせるのか、連日2時間の放送をもたせるためか、裏番組の『バイキング』(フジテレビ系)との差異化のためか、『ヒルナンデス!』ではゆったりと、特に情報のない芸人の発言やミニコントのようなやりとりが、そのまま放送される。
情報番組なのに、情報のない、おかしいだけの時間が流れる。そんな『ヒルナンデス!』を見ていると、ときどき、情報番組に擬態した少し尖ったバラエティ番組なのかな、と思ってしまう。
なお、阿佐ヶ谷姉妹と友近&礼二の旅にはいずれも続きがあって、後編は近日公開とのことです。予告では、海女さんの格好をした友近が「さあ、宇宙服に着替えたわけですけど」と言ってました。
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