安倍政権は狂ってる? 日本の不幸はワイドショーのコメンテーターが権力にはっきりものを言わないことだ!
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
ところで、立川志らく(56)という落語家がいる。生温い毒舌で売り出し、朝の『グッとラック!』(TBS系)で司会をしている着物姿の男である。
こやつの再婚したカミさんを酒井莉加(38)という。この人妻・莉加が、志らくの弟子の立川うおるたー(25)と、小さな自動車の車内で、「男の股間に顔を埋めた。頭が上下すること数分」ってなことをやっていたのを、文春がしっかり写真まで撮りながら、見ていたというのだ。
弟子は、志らくが地方へ行っている日は、彼女の自宅に泊まっていて、仲間内では知らないものがいないほど「公然の仲」なんだそうだ。知らぬは亭主ばかりなりか。
ところが、この人妻、今回が初めてではないそうだ。4年前にも別の弟子に惚れ、猛烈にアタックして“愛人”にし、寵愛していたが、亭主の耳に入り、破門されたそうである。
文春は、志らくを直撃する。すると、彼は、「妻のことは信じているし、まあ、この程度のことだったらば、夫婦の絆は壊れない。酒飲んでいきすぎただけのこと。離婚とかにはならないんで」
大らかにこう答えている。今朝の『グッとラック!』でも自らこの問題に触れて、「離婚することは1億%ない」といっていた。
ここでひと言。私は、志らくと莉加、共によく知っている。文春でも触れているが、私が講談社にいるとき、ネットマガジン『Web現代』を創刊した。その時、ここからアイドルを売り出そうと思い、つくったグループが『リンクリンクリンク』である。
莉加はその中の一人だった。芸能界には長く、アイドルになりそこねた女の子だった。
立川談志師匠の連載をやっていた関係で、志らくのページもつくり、担当編集者が2人を引き合わせ、その後結婚する。
亡くなってしまったが、志らくが所属していた「立川企画」の松岡由雄社長に頼まれて、志らくの落語会をやったり、彼がつくった映画のプロデューサーに名前を貸したりした。
2人は、私が何を書くのか、心配しているかもしれない。2人の結婚生活、莉加の母親と志らくとの確執、莉加の裏切り、病気など、ある時期の志らくと莉加を近くで見てきた。
彼女が重大な過ちを犯した時、松岡と私は志らくに、「別れたほうがいい」といった。
彼の心は揺れたようだったが、別れずに、子どもも授かり、幸せにやっていると思っていた。昨日の夕方、文春オンラインを見て驚いた。
志らくが「別れない」というのは本心からだろう。彼女を愛しているというよりも、「諦めている」といったほうがいいのではないか。
私は、彼がテレビでチャラチャラしているのはもったいないと思っている。若く見えるといっても50半ばである。落語家として何を残せるのか、談志の後継者になれるのか、今が落語家として一番大切な時期である。
これを機に、一人になって、テレビも離れ、落語だけに打ち込んでみたらどうか。落語はうまいが、器用すぎるために、これが志らく落語だという芯がない。才能があっただけに、今の志らくを惜しむ。
お次は、新潮が報じて、朝日新聞が後追いしているのが、広瀬すずがイメージキャラクターを務めるアパレル業界トップ「アースミュージック&エコロジー」などを展開するストライプインターナショナル・石川康晴社長(49)の悪質なセクハラ問題である。
石川は23歳から起業して、社員数約8000人、国内外で約1600店舗、年商1300億円にまで成長させた。
だが、社内女性社員複数に、「このLINE、内緒だよ」「あったら、いっぱい癒してあげるね」などというメッセージを送っていたという。
中には「1時間早朝デートしないか?」と誘われ、彼女が宿泊先へ行くと、ホテルの部屋に連れ込まれて、「『男の気持ちいいところを教えてあげる』と言われ、ベッドに誘われる。拒むが無理やり連れていかれる」(彼女自身の訴え)
2018年12月に、石川の不適切な行為についての査問会が開かれた。食事やホテルに誘ったことは認めたがセクハラは否定し、処分は下されなかったという。
ワンマン会社ではよくあることだが、この男、内閣府の男女参画会議の議員も務めていたのである。さすがにこの報道が出て石川は辞任したが、ブランドイメージは地に堕ち、女性たちは離れていくだろう。広瀬すずもイメージキャラクターを辞めるのではないか。
ZOZOの前澤友作もそうだが、一代で成り上がった人間は、自分はスーパーマンだと勘違いして、カネや女で失敗するケースが多いようだ。
そう思っていたら、石川は、社長も辞任したそうだ。
記事が出てから、相当厳しい反響があったのだろう。売り上げが激しく落ち込んだのかもしれない。
早く手を打ったのはよかったが、セクハラを受けた女性たちの提訴が始まるかもしれない。
これからの人生も、かなり苦しいものになるかもしれない。
さて、安倍首相の舌打ちが聞こえるようだ。
盟友の加計孝太郎が理事長を務める加計学園が、韓国の受験生たちの面接試験の点数を全員0点にして、不合格にしていた、国籍差別が行われていたと、文春が報じたのである。
昨年11月16日に行われた獣医学部獣医学科の推薦入試でのことだと、加計学園幹部職員が告発している。愛媛県今治市に新設された獣医学部は、加計が安倍との「お友だち」関係を利用してつくったのではないかという疑惑が色濃くある。
そのために、最初は定員割れしないように、中国、ミャンマー、韓国などの学生を積極的に勧誘したそうだ。韓国人も7名が入学したが、彼らの中で成績の振るわない者がいたため、教授の中には韓国人の受け入れに難色を示すのもいた。
そこで、恣意的に点数を決められるように「面接試験」が導入されたそうだ。応募書類には「国際的な獣医学教育の拠点」にすると謳っているのにである。文春は合否結果の書いてある内部文書も入手している。
朝日新聞もこれを報じ、萩生田光一文部科学相は「学園側に事実関係を確認している」といったが、加計学園側は、「入学選抜試験は一貫して適正に実施している」と答えている。
新設までの経緯を見る限り、今回の加計学園のいい分も信用できないが、また安倍の威光を笠に着て、有耶無耶にしようというハラではないのか。安倍のポチの萩生田では、期待するほうが無理というものだろう。
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