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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 東野&千鳥MCで家族対抗漫才大会

ゴールデン進出も視野に? 土曜昼にひっそり放送された、東野&千鳥MCの家族対抗漫才大会が豪華すぎ!

親権を持たない父と息子が8年ぶりの再会で披露した漫才

 ラフ・コントロールの重岡謙作は妻帯者で、今の奥さんと昨年7月7日に入籍したばかりだ。しかし、彼には源二君という11歳の長男がいる。実は重岡はバツ1。源二君が3歳のときに前妻と離婚しているのだ。以降、彼は息子とほとんど会っていないという。源二君とのやりとりは、年に数回かけるテレビ電話のみ。なぜ、息子と直接会おうとしないのだろう?

「会うのはうれしいんですけど、別れるときツラい。ちょっとキツすぎて、逃げてたというか……」

 離婚の翌年、重岡はテレビ電話の会話中に、源二君からこんなことを言われてしまう。

「なんでケンちゃん(重岡のこと)、iPhoneから出てこないの?」

 8年ぶりに再会した父子が、漫才をする。その背景だけでウルッとくるが、それ以前に不安である。こんな関係性の2人が、ネタの話などできるのだろうか?

  待ち合わせ場所の喫茶店で、2人は8年ぶりに顔を合わせた。見るからにギクシャクしている。無言の間ができ、特に源二君は目線を合わせづらそうだ。探り探りの父子。父は息子が好きなゲームの話を切り出した。

重岡「ゲーム、何が好きって言ってたっけ?」

源二「フォートナイト。ダウンロードしようとしてるの?」

重岡「なんか、戦って生き残った者が勝ちみたいなこと?」

源二「はい」

重岡「へぇ~。インターネットにつないだら源二ともできるの?」

源二「はい。アナタってさ、ゲームやってたのスーパーファミコンくらいまで?」

重岡「プレステ3はあるよ。次、会うときまでにネタ作っておくね」

源二「相方にも相談すれば?」

重岡「相方アホだから」

源二「アホなんだ(笑)。アナタは?」

重岡「俺、天才や、天才」

 父に対する源二君の返事は「はい」。敬語だった。かつて、重岡を「ケンちゃん」と呼んでいたはずが、今は「アナタ」である。

「源二が意外とよそよそしかったかなと(苦笑)。今日、ずっと僕のこと“アナタ”って呼んでましたからね。“アナタって呼ぶんだ……”って。僕は1人だったら泣いてたかもわかんないです。前の通り、自然と“ケンちゃん”が出てくるようになればいいかなと思います」(重岡)

 カラオケボックスで漫才の稽古をする重岡&源二君。演技指導をするのは、もちろん重岡だ。彼が息子に何かを教えるのは、これが初めてである。数日稽古を重ねた2人はある日、練習後にラーメンを食べに行くことにした。親子2人きりで食事をするのは、これが初めてだそう。

重岡「漫才どう、やってて?」

源二「楽しいよ。ケンちゃんはどう?」

重岡「……うん、俺もやってて楽しいよ」

 重岡がラーメンを食べながら、紙ふきんで鼻をすすっている。「アナタ」から「ケンちゃん」に戻ったと気づき、グッときたのだ。

「いや、うれしいですね。途切れてた部分がつながったじゃないですけど、そんな感じがしました」(重岡)

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