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日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > 東京マラソン、世界との絶望的な差

東京マラソン・大迫傑、日本記録更新で1億円獲得もむなしい“世界との絶望的な差”

イメージ画像/出典:phon-ta

「えっ? この人、優勝したんじゃないの?」

 3月1日に行われた東京マラソンのテレビ中継を自宅で見ていた40代男性は、大迫傑がゴールした直後、妻にそう尋ねられ、言葉を失った。男性の妻がそう尋ねたのも無理はない。レース中盤から、テレビカメラはマラソン日本記録保持者の大迫が含まれる第2集団ばかりを追い、先頭を走るアフリカ勢が映る瞬間はごくわずか。派手なガッツポーズをしながらゴールテープを切る大迫を見れば、誰もが彼が優勝したと思うはずだ。

 コロナウイルス騒動で一般ランナーの参加が見送られた2020年の東京マラソン。東京五輪出場の残り1枠をかけて争われたレースは、日本のマラソン関係者の望み通りに進んだ。日本記録よりはるかに速いペースで走るペースメーカーに連れられ、レースは超ハイペースで進行。MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)で3位に終わり、五輪出場権を確保できなかった大迫は、途中苦しい表情になる場面もあったものの、なんとか集団に食らいつき、自身の日本記録を21秒更新した。週刊誌のスポーツ担当記者はいう。

「大迫は高校時代から注目され、早稲田大学時代には箱根駅伝で活躍。現在は世界の精鋭が集う『ナイキ・オレゴン・プロジェクト』で、プロランナーとして活動しています。彼はサザンオールスターズや福山雅治らが名を連ねる『アミューズ』に所属していて、NHKを始め、複数の大手メディアが張り付いており、代表から漏れれば一大事。東京マラソンのレース結果には多くの関係者がホッと胸をなで下ろしたしたことでしょう」

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