保育士グラビアアイドルの発言が波紋「触っていいよ~と言いながら園児と」
保育士とグラビアアイドルの“二刀流”を売りにする江藤菜摘さんの言動が波紋を読んでいる。
江藤さんは今月23日、最新のDVD『なつみ先生』の発売記念イベントを開催。DVDでは彼女が“保育園の先生”という設定で、赤ちゃん言葉を使ったり、園児の保護者である男性とデートをしたり、といったシーンが盛り込まれているという。
リリースイベントに集まった記者から、「現実の世界でも園児に赤ちゃん言葉を使ったり、保護者とデートをすることはあるのか」と問われると、江藤さんは否定。しかし、実際に保育士の仕事をしている際のエピソードを話した。いわく、身体にタッチしてくる子どもに「止めて」と言うことはあるものの、年長の子どもに「触っていいよ~」と言いながら追いかけると逃げていくのだという。
このイベント内容をまとめたネットニュースに、Twitterで疑問の声がわいている。弁護士の太田啓子さんは、江藤さんのイベントをレポートしたネット記事を引用し、「子どもには幼い年齢から、相手が誰であっても、体特にプライベートゾーンは同意がなかったら触ってはダメ、相手への尊重の問題、と年齢相応の教え方をすべき」と苦言を呈した。
<保育士が保育園児をからかって「触っていいよ」と言うとかもう本当に今すぐその園が責任もって止めさせるべきですよ。子どもには幼い年齢から、相手が誰であっても、体特にプライベートゾーンは同意がなかったら触ってはダメ、相手への尊重の問題、と年齢相応の教え方をすべきなのに真逆ではないですか>
また、江藤さんはイベントで、DVDの撮影で子どもと水遊びをしていた際、「園児に脱がされちゃいました!」とも明かしていた。その発言を記事にするメディア側も含め、子どもの行動を「性的なハプニング」として扱うタレント本人やメディアの是非も問われる。
「許容できる内容ではありません」
江藤さんは保育士として認定NPO法人フローレンスに所属。2018年、『週刊SPA』(扶桑社)の「グラビアン魂」の公開オーディションで江藤さんがグランプリを受賞した際、フローレンスの代表・駒崎弘樹氏は<フローレンスの保育士のなつみ先生が、週刊SPAのグラビアン魂の公開オーディションでグランプリに輝いたそうです!>とツイートしていた。
雇用側が副業禁止などの規定を設けていないのであれば、保育士がグラビアアイドルとしても活動することは個人の自由といえる。だが前述のような言動に関してはどうなのだろうか。フローレンス広報に問い合わせたところ、彼女はすでにフローレンスから退職しているという。以下、広報からの回答だ。
<当該タレントさんにおいては、現在弊会所属の保育士ではありません>
<園に確認したところ、彼女がイベントプロモーション用に発言された内容が弊会保育現場で実際に行われている事実は、一切ありませんでした>
<彼女が実際にそうした発言をしたかは存じ上げませんが、もしその通りの発言内容だとしたら、保育士という職業への考え方において団体理念と全く異なっており、許容できる内容ではありません>
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