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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『チコちゃん』岡村嫁探しに異変?
『チコちゃん』レビュー

『チコちゃんに叱られる!』内田恭子のダジャレにスタジオがフリーズ、岡村嫁探しの旅に異変?

正解していたのにチコちゃんに叱られる大竹まこと

チコちゃん「腐ると発酵は何が違うの?」

大竹「知らねえよ!」

 13回も出演しているのに、そんな答え方はないだろう。あらためて大竹は、チコちゃんの問いに「発酵菌に関係したものは発酵する。腐るは、そのへんに食べ物を置いておくと、いろんな菌が寄ってきて起こる」と回答した。そして、「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と叱られてしまった。

「ボーッとしてたかなあ?」(大竹)

 チコちゃんが発表した答えは「おなかが痛くなるかならないか」。空気中の雑菌が食べ物に付着し、増えることで食べ物は腐る。それらの菌が活発に活動するのは20度前後の常温のときだ。食べ物の腐りを遅らせるために作られたのが冷蔵庫。冷蔵庫がない時代はどうしていたかというと、発酵させていた。発酵とは人が人為的に菌を付けることで、1万年以上前の縄文時代から食べられていた納豆、乳酸菌のヨーグルトとキムチ、麹菌の味噌などが発酵食品だ。

 空気中の菌が付いて腐ったものを食べるとおなかは痛くなるのに、発酵させたものを食べてもおなかは痛くならない。これは「発酵」が人にとって良い菌で、「腐る」は悪い菌だから。例えば、納豆菌はアミノ酸を作りながら繁殖し、アミノ酸は人に無害である。乳酸菌は爽やかな風味のもとであるアセトアルデヒドを作っていて、これも人体に無害。でも、「腐る」を引き起こす菌は体内の物質を食べて、毒素を発生させてしまう。すると、腸は大量の水を分泌し、毒素を早く体外に出そうと細かく動きだ す。この細かな動きが、痛みとして脳に伝えられるのだ。……ということは、さっき大竹が言っていた答えって大正解ではないのか!? 決して、大竹はボーッと生きていなかった。

 その後、「ヨーグルトがダイエットやインフルエンザにも効くって本当?」という街の声が紹介され、それに対する回答も示されている。実は、「正直、まったくわかっていない」そうだ。インフルエンザに感染したマウスに水だけ与えた場合とヨーグルトを与えた場合を比較すると、ヨーグルトを与えたマウスは免疫細胞が活性化し、インフルエンザウイルスの数が減るという実験結果が報告されている。でも、その理由はまだ不明なのだ。そんな、R-1やLG21のイメージをぐらつかせるようなことを言わなくても……。

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