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長谷部誠がOA枠急浮上で、本田圭佑の東京五輪出場が絶望的に?

本田圭佑

 東京五輪で金メダルを狙う森保ジャパンのオーバーエージ(OA)候補に、日本代表を引退した長谷部誠が急浮上している。

 約2週間の欧州視察から帰国した森保一監督は21日、OA対象となる吉田麻也(サンプドリア)、柴崎岳(デポルティボ)、香川真司(サラゴサ)、岡崎慎司(ウエスカ)ら有力選手に「(五輪代表への)要請があった場合には協力してほしい」と求めたことを明かしたが、その中に長谷部も入っていたのだ。

 長谷部は2010年の南アフリカW杯直前に代表キャプテンに就任、その後、8年にわたって強力なリーダーシップでチームをまとめてきた。ロシア大会後は代表引退を表明したが、現在はドイツ1部Eフランクフルトで活躍中。森保監督の要請には「協力はしたい。なんらかの形で」と笑って濁したというが、招集が実現すれば、ピッチの内外で心強い存在となる。

 そんな中、この報道に苦虫をかみつぶしているのは、本田圭佑だろう。本田は「2020年の東京五輪でメダルを獲る」と公言しているが、「今回は絶望的」とサッカーライターは指摘する。

「24歳以上のOA枠は3つ。1つはFWですが、ここには大迫勇也(ブレーメン)が当確です。もう1つはDFで、ポジション的に本田は考えにくい。最後の1つがキャプテンシー枠です。ここが本田のアピールどころで、ロシアW杯でもベンチメンバーながら、チームをまとめていました。ですが、やはり8年にわたって日本代表のキャプテンを務めてきた長谷部と比べたら弱い。しかも、本田はブラジル1部リーグのボタフォゴへの移籍が決まったばかりでこれから結果を残さなければなりませんが、長谷部は今もドイツでバリバリでプレーしている。2人はポジション的にかぶる部分もありますし、森保監督が長谷部を考えている時点で、そもそも本田のことは頭に入っていないのでは?」(同)

 ガンバ大阪ジュニアユースからユースへと昇格できず、星稜高校サッカー部へと進み、強化指定選手としてJリーグに出場。高校卒業と同時に名古屋グランパスに入団し、北京五輪代表だけでなく、日本代表にも選出。オランダ・VVVフェンロー、ロシア・CSKAモスクワを経て、子どもの頃からの夢であったイタリアの名門・ACミランに移籍するも思ったように活躍できず、17年にクラブを去るが、18年のロシアW杯で見事復活。スーパーサブとして3試合に途中出場し、1ゴール1アシストの活躍で、チームをベスト16に導いた。

 これまで挫折、挑戦、成功を繰り返してきた本田だが、今回ばかりは難しいかもしれない。

TV Journal編集部

チームや選手、コアサポに媚びず、サッカーをエンタティンメントの視点からブッダ斬ります。

サイト:TV Journal

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最終更新:2020/02/27 18:00
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