新型肺炎はペストではない! メディアが国民に正しい情報を与えて、国民が正しく恐がることこそ重要なのだ
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
2月21日にジャニーズ事務所を離れると発表した中居正広(47)だが、独りで仕切った会見はなかなか見事だった。
まあ、50近いおっさんなんだから、当たり前だが、事務所を離れて一人で活動するそうだ。
記者から「SMAP再結集はあるのか」というバカバカしい質問にも、丁寧に答えていた。
次にSMAPが集まるのは、「懐メロ特番」のときだろう。しわしわになった5人が、よろよろしながら、「世界に一つの~」なんてがなって、全員転ぶシーンが見られるのではないか。
FLASHによれば、中居は仕事が好きだといわれるが、本当は一人でいるのがいいらしいそうだ。
独立ではなく、「芸能界を引退します」といえばかっこよかったのに。
同じFLASHに、安倍や菅官房長官の天敵、望月衣塑子東京新聞記者が出て、「安倍首相を褒めて」といわれて、こう答えている。
安倍の一番いいところは「ウソがばれてもへこたれないところ」だという。
「あれは“学習しない強さ”といえます。学習しないということは、ある意味、無敵です。
言い換えると、“1+1=2 だ”と言われても、“いや、3だ”と言い続けられる強さ。
国会の答弁でも、なにかにつけ、『安倍事務所が』と水戸黄門の印籠みたいに強弁する。そんな珍答弁を続けて、相手をあきらめさせてしまうんです」
政治部記者たちのだらしなさも喋っているが、ここはカット。
私は、プレジデント・オンラインに、ウソをつく、答えない、事実を捻じ曲げる、感染力の強い「アベノウイルス」について書いたから、よかったらそちらを読んでください。
秋篠宮眞子さんと小室圭の結婚問題について、2月中には何らかの発表があるのではといわれていたが、どうやらかなり延びそうである。
サン毎は、2人の結婚問題に3つのシナリオがあると特集しているが、新しい情報があるわけではない。
秋篠宮夫妻は意見が割れているが、秋篠宮は、眞子さんがどうしても結婚したいといえば、認めるのではないか。
紀子さんは、亭主が認めるものを嫌とはいえないから、目出度し目出度しになるのではないかと、私もそう見ている。
それ以外の障害は、2人のどちらかの結婚への意志が揺らいだ時だが、いまのところ、それはない。
サン毎は、「再延長」という選択もあるのではないかと推測しているが、それもない。
2人とも来年は30歳になる。女心としても、その前に結婚したいと思うのは自然だろう。
時期については、4月に秋篠宮の立皇嗣の礼などがあり、5月には天皇陛下が昭和天皇陵を参拝、イギリス訪問などがあるから、最も早くても5月末か6月初旬になるのではないかと、サン毎は見ているようだ。
遅くなればなるほど、発表するときは、「結婚決定」になると思う。どちらにしても、早ければ年内にも、挙式ということになるかもしれない。目出度いことだ。
さて、アメリカ大統領選は3月3日に、大きな山場を迎える。私は横田増生というジャーナリストに面識はないが、アマゾンやユニクロに潜入したノンフィクションは面白く読んだ。
彼は日本人としては珍しい行動力のあるライターである。今度は、1年間アメリカ・ミシガン州の田舎町に移り住んで、大統領選をウオッチするという。
アイオワとニューハンプシャーの予備選挙が終わった。サンダースの優位は予想されていたが、ピート・ブティジェッジの躍進が目立った。
まだ38歳で、サウスベンドという小さな市の市長でありながら、堂々と長老たちと渡り合った弁舌と、みばえの良さが票を集めたのだろうか。同性愛者ということもカミングアウトしているそうだ。
横田は、今回の大統領選の大きな争点は、「保険」だという。左派のサンダースは日本のような「国民皆保険」を政策として掲げ、中道派のピートは、国民に保険を提供するが、個人が持つ保険を維持したい人は、それを選んでもいいという政策だそうだ。
この背景には、アメリカには高額な治療費を払えず破産する人が毎年50万人もいることがある。だが、国民皆保険の導入は莫大なカネがかかり、大統領になっても、それだけの予算をどうやってつけるのかは、まだ不透明である。
横田は、トランプ優勢だという声が多いが、そうともいえないという。それは、今回の予備選の投票率の高さだという。有権者の関心が高く、ニューハンプシャーの予備選では、オバマが誕生した16年の28万人を上回り、29万5000人が投票所に足を運んだそうだ。
だが3月3日のスーパーチューズデーに、最後の大物候補であるマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)が立候補をしてくる。
莫大な資産を持ち、今回もテレビなどのCMに多額のカネをつぎ込んでいる。そのためもあって、立候補宣言はしていないのに、民主党有権者の支持率は上から3番目と高い。
ニューズウイーク日本版は、10年以上前からブルームバーグを追いかけてきたアトランティック誌の記者が、インタビューに答えている。
勝てるか? と聞かれて、「可能性はある」といっている。なぜなら、これまで弾劾にかけられた大統領が選ばれたことは過去一度もない。それに、金持ちのイメージは民主党には似合わないが、誰でもいいからトランプに勝てる候補が欲しいという思いが強いから、彼への期待が高まっていると分析する。
記者は、アイオワ州の党員集会の数日前にエリザベス・ウォーレン候補に会ったが、彼女は、莫大な資金力を武器に主要州での勝負にかけるブルームバーグのやり方を、「民主主義の敵だ」と非難したそうだ。
結局、敵がトランプだから、ブルームバーグの莫大な資金力が注目されているので、この2つがなければ私たちもこんな話はしていないと結んでいる。
民主党は、極左のサンダースでは勝てない考えている。よって、年齢が問題だが、トランプを圧倒する資金力を誇るブルームバーグか、若いピートに絞られるのではないか。私はまだ、ヒラリー出馬の可能性はあると思っている。どの候補も選挙人の過半数を獲得できなかった場合、決選投票は下院に委ねられる。大統領選の仕組みはよくわからないが、そこにヒラリー登場という大逆転があれば、間違いなく勝てる。
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