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『ねほりんぱほりん』レビュー

『ねほりんぱほりん』がギャンブル依存症の危なさを啓蒙するも、“元依存症患者”が明らかにまだヤバかった件

貴闘力、国が考える対策法を一蹴

 

 今、国は全国の3つの都市にカジノを建設する計画を進めている。国はギャンブル依存症対策について、どう考えているのだろう? 番組は政府に質問した。国が講じる対策は以下である。

・入場を週3回以内などに制限する

・入場料を6000円とる

・本人や家族から申請があれば利用を制限する

など10項目。

 今回、番組は貴闘力に話を聞きに行った。今もギャンブル依存症から抜け出せない、いわば専門家だ。『ワイドナショー』(フジテレビ系)専属かと思いきや、この番組も彼を引っ張り出してきたか。貴闘力は、政府の考える対策法を一蹴した。

「だって、週3日も(カジノに)行ったら入り浸りと一緒じゃないの、そんなの。24時間やって、24時間寝て、24時間やったら、3日ずっとやってるのと一緒」(貴闘力)

 週3日=毎日いるのと一緒。これは、常人が思いつく発想ではない。中毒者ならではの考え方だと思う。逆に言えば、政府がとる対策は、専門家の意見を参考にしていなかったということだ。

「“カジノはやっぱりギャンブルの王様だから怖いよ”っていう話だから。“やめろ!”って言ってやめれたら、とっくにやめてるじゃん」

「(対策なんて)できるわけない、って言っといて」(貴闘力)

 説得力がすごい。確かに、入場料を設けても、その元を取ろうと頑張るだけだろう。身内から必死にお金をかき集めるパワーがあるのに「家族の申請」がどれほどブレーキになるかは疑問だ。横浜市長、大丈夫なのだろうか?

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