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日刊サイゾー トップ > 社会 > 事件  > コロナ騒動に広告業界がため息

豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号のコロナウイルス騒動に、広告業界が深いため息をつくワケ

ここ数年、旅行業界は豪華客船によるクルーズ旅行を猛プッシュしていた?

 しかし、ダイヤモンド・プリンセス号の旅は、とんだ結果になった。集団感染が発生し、1日予定を早めて3日に横浜に着いたものの、上陸が許されず、すでに停泊すること1週間以上。コロナウイルス騒動では旅行関係者は大打撃だ。広告代理店関係者がいう。

「ここ数年、旅行業界は豪華客船によるクルーズ旅行を猛プッシュしていて、大キャンペーンを行ってきました。新聞もテレビも見ない若者にはピンとこないでしょうが、リッチな高齢者層を狙って、往年のスターを起用した船旅の番組をBSで作ったり、新聞で1ページを丸々使った広告を打ったり、あれこれと手を打って、これまで身近でなかった豪華客船旅行という新たな余暇の過ごし方を提案し続けてきたのです。有名どころではジャパネットたかたも船旅を手掛けています。

 それがようやく実を結び始めたタイミングで今回の騒動が発生して、これまでの努力が完全に水の泡です。ウイルス感染という通常では考えられないリスクがあることが知れ渡り、上陸を拒否されるという事態は乗客にとって悪夢以外の何ものでもありません。新聞などは予定通り、『GWは船旅を』といった広告を出しているところもありますが、申込みはさっぱりです。マスコミ各社にとっても旅行業界は超重要な広告主ですから、余波はまだまだいろいろなところに広がるでしょう」

 ダイヤモンド・プリンセス号の乗客の長い船旅は一体いつ終わるのだろうか。

日刊サイゾー

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にっかんさいぞー

最終更新:2020/02/14 17:55
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