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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > トムブラみちお、孤独のフィリパブ

トム・ブラウンみちお、井之頭五郎になりきり「孤独のフィリピンパブ」

千鳥・大悟も絶賛!

 最後にみちおは伝家の宝刀を抜いた。

みちお「お笑いとか見たりする? (自分を指さして)コメディアンなの」

サラ「コメディアンなの?」

みちお「そう。日本のお笑いとか見ないでしょ? (自分を指さして)知ってる?」

イシャ「見ない、見ない」

サラ「テレビでしょ、出るでしょ? 本当だよ、見たことあるよ」

「急に合わせてきた。サラちゃんの対応力、侮れない……」(みちお)

 空気を読んで合わせにきたサラに続き、今度はイシャがスマホを手に取った。どうやら、芸能人と記念撮影をしたいようだ。

イシャ「写真撮ろう!」

サラ「(みちおの肩に抱きついて)写真撮るよ、芸能人だから!」

イシャ「なんで先に言わなかった!? (笑)」

「テレビに出ているとわかった瞬間、あからさまに態度を変える……。この瞬間が一番、お笑いをやっていてよかったと思える」(みちお)

 ちなみに、昨年末の『M-1』グランプリで準決勝敗退したトム・ブラウン。今、みちおは傷心の身なのだ。

みちお「M-1っていう大会があって、こないだ負けちゃった。慰めて」

イシャ「あら、まあ~。応援してあげる。次あるから、また頑張るしかない。大丈夫。(サラの股間を指さし)マン毛あげて、財布入れてお守りに」

みちお「ハッハッハ! マン毛くれるの?」

イシャ「次の大会、絶対勝つから!」

サラ「あげるよ!」

「最高だ。“慰めてほしい”に対して“マン毛あげる”。日本人は絶対に言わない。それより“マン毛”、久しぶりに聞いた」(みちお)

 2人の女性に見送られ、みちおは店を後にした。味のあるBGMをバックに、最後も井之頭五郎っぽくモノローグで締める。

「今度はいつ来ようか? ……そうだ。次のM-1が始まる頃、マン毛をもらいに来るとしよう」(みちお)

 VTRを一通り見終わった番組MCの千鳥は、このロケ企画に手応えを感じた模様。大絶賛するだけでなく、企画のシリーズ化まで宣言した。

大悟「最高でした。芸人が1人で行くロケ史上、1位かもしれません」

ノブ「『孤独のグルメ』みたいに編集すると、よく見えるねえ」

 さらに、「夢ですけど、いつかは本人にも来てもらって」と大悟は発言。松重豊でフィリピンパブロケを行いたいという、大それた目標まで掲げてみせた。

 何にせよ、意外な角度から放たれた秀逸なドラマパロディだった。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2020/02/12 18:00
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