トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > トムブラみちお、孤独のフィリパブ

トム・ブラウンみちお、井之頭五郎になりきり「孤独のフィリピンパブ」

YouTube『チャンスの時間』チャンネルより

 ヒットドラマやヒット映画が作られると、かつては『とんねるずのみなさんのおかげです』(フジテレビ系)や『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』(同)がすぐさまパロディにし、我々を楽しませてくれたものだった。しかし、コント番組の数が減るに従い、そうした笑いを見る機会も少なくなっていく。

 そんな中、久しぶりに秀逸なパロディを目にした。2月5日放送『チャンスの時間』(AbemaTV)はトム・ブラウンのみちおをリポーターに起用し、彼を亀戸へ派遣。みちおの趣味に直結した、少し変わり種のロケを行ったのだ。

「皆さん、おわかりだと思うんですけど、亀戸といえば……そうです。フィリピンパブです。私もフィリピンパブがとても大好きでですね、月に2度3度は行きます」(みちお)

 前口上だけ聞けば、単なる夜のディープスポット紹介に思えるかもしれない。早速、みちおは目当ての店の前に到着した。店の外観を眺めるみちおの表情をカメラはアップで捉える。そして、挟み込まれるは、みちおのモノローグだ。バックには、アコースティックギターが奏でる、味のある曲が流れている。

「なかなか良さそうな店だ。この細長い雑居ビルの2階という立地。不安とワクワク感を一気にあお る。はっきり言って嫌いじゃない」(みちお)

 おわかりだろうか? このロケ、実は『孤独のグルメ』(テレビ東京系)のパロディなのだ。ただ、みちおが求めているのはグルメではなくフィリピンパブ。だから、タイトルは「孤独のフィリピンパブ Season1」である。

松重豊になりきったみちおのモノローグ

 みちおがお店の人とやりとりをし、フックとなるポイントにはみちおのモノローグが適宜挿入されるという形でVTRは進んでいく。まさに、『孤独のグルメ』の世界観だ。

 テーブルに案内されたみちおは、80席はあるであろう店内を見渡し、満足げな表情を浮かべた。

「雰囲気は申し分ない。あとは、女の子次第だ」(みちお)

 みちおのテーブルに、2人の女性がやって来た。イシャさん(24歳)とサラさん(31歳)である。

「ノリのいい女の子が2人も! どんなふうに楽しませてくれるのだろうか? まずは乾杯だ」(みちお)

 女の子と笑顔でやりとりをしながらも、みちおの頭の中は至って冷静。フィリピンパブの手だれとして、店のあちこちを鋭く分析していた。

「イシャちゃんはハッキリした顔立ちにスベスベの肌……。まさに、アジアンビューティ。こちらのサラちゃんも美しい。ほぼパンティが見えている」(みちお)

 最低な感想を井之頭五郎ばりに語るみちお。ナレーションの文言は、決してセーフではない。でも、構わず松重豊になりきり、パブの良さを堪能しようとした。

みちお「日本はどれくらい?」

サラ「私は3年」

イシャ「私は11年」

みちお「11年!? 長い!」

イシャ「でも、まだ若い。24歳」

みちお「じゃあ、13歳から。お店に不満はない?」

イシャ「大丈夫。頑張る! 家族のために頑張ります」

みちお「仕送りとかしてるでしょ?」

サラ「家族のためにね」

イシャ「だって、もともと貧乏な国じゃないですか? 地元の人たちにいい人生あげたいから、こっちで仕事頑張って稼いで」

「いい娘だ。フィリピンパブのいいところは、女の子が家族のために稼ぎに来ているところ。ただ若くてかわいい女と飲むだけのキャバクラとは訳が違う」(みちお)

123
ページ上部へ戻る

配給映画