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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『ねほぱほ』マッチング第2弾も自爆
『ねほりんぱほりん』レビュー

『ねほりんぱほりん』マッチングアプリ第2弾は“ヤリ目”の印象を一層強める結果に……

マッチングアプリで婚活していたはずが、不倫女に……

 そんな中、やっと彼女も素敵な男性と出会えた。広告代理店勤務で遠方に住む長身の男性だ。毎日LINEはしているし、何度もデートを重ねるし、最高に楽しい日々。そんなある日、正座をした彼が「妻がいる」とカミングアウトしてきた。それでも、彼は「妻に押し切られて結婚したけど、今うまくいってないんだよね」と甘い言葉をかけてくる。よく聞く、ド定番のそれだ。

「いつか奥さんと別れて、もしかしたら一緒になれるんじゃないかと期待をしちゃってまして……」(アユミさん)

 そんなバカな。浮気男は、いつまでも奥さんとは別れないと相場が決まっているのに……。

 ある夜、異変が起きた。アユミさんの家に遊びにきていた彼は、珍しく「今日はホテルに帰らなくちゃいけない」と言う 。怪しさを感じたアユミさんが問い詰めると、なんとその日の彼は出張ではなかった。実は、結婚式の前撮り写真を撮るために妻とホテルにやって来ていたのだ。アユミさんとの逢い引きは、そのついで……。

 この日の出来事を契機にLINEで彼をブロックしたアユミさんだったが、3カ月後、ふとブロックを解除してしまう。すると、すぐに彼のほうから連絡が来た。でも、よりを戻したいわけじゃない。「誰かに言いふらしていないか?」という確認の連絡だったのだ。その確認が終わると、今度は向こうのほうがアユミさんをブロックした。

 腹が立った彼女は彼の妻のFacebookアカウントを探し出し、メッセージを送りつける。以下がその内容だ。男性の名前は仮に「カズヤさん」とする。

「私とカズヤさんは4月末にマッチングアプリで出会いました。関係を持った後、ご結婚されていることを知りました。私は悲しみ、苦しみ、どうすればいいのか悩み、このようなことが二度と起こらないようにするにはと考え、ご連絡させていただきました。この話が信じられないというのであれば、ベッドに一緒に入っている写真があります。カズヤさんは出張のたびに私の家に泊まってくれていました。私の手づくり料理、特にハヤシライスはいちばん好物で『おいしい』と喜んで食べてくれたり、お笑い番組を見て一緒にゲラゲラ笑ったり、サッカーを見たり、aikoの曲を一緒に歌ったり、朝食を食べるときには、赤いストローを差してあげると、カズヤさんはすごく喜んでくれて、『赤いストローのおかげで仕事がうまくいったよ』と連絡をくれました。そんな私はカズヤさんにてっきり愛されているものだと思っていました。私のようなつらい思いをする人はもういてほしくないです。今後同じようなトラブルが起きることのないよう、どうかお気をつけください」

 文面をじっくり読んでいただきたい。カズヤさんへの復讐というより、対・奥さんの嫉妬心から来るマウンティングに見えてしまうのだ。そもそも、「~くれました」という語尾の多用が気になる。明らかに、ラブラブアピールの度が過ぎている。「あなたより私のほうがふさわしい」と、奥さん相手に張り合っているように読めてしまうのだ。

 そもそも、相手が既婚者とわかっても、アユミさんは彼との関係を続けていた。奥さんから彼を寝取れると信じていたからだ。でも失敗して、逆上し、突撃したような気がする。ヤリ目の既婚男性に苦労していたアユミさんなのに、結局、自分も不倫女子になっているから業が深い。冷静に考えたら被害者は奥さん1人だけで、アユミさんもカズヤさんもどちらも加害者になっていたというオチである。

 ちなみに、こんな目に遭ったアユミさんは、今もマッチングアプリを続けているとのこと。なんか、マッチングアプリって男も女も地雷しかいなそう だ……。

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