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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 『パラサイト』の”あの石”が8,000個!
訪問ライター・清水2000の「韓国珍スポ探訪記」VOL.37

『パラサイト』の”あの石”が8,000個! 孤高の自宅展示館「千の顔 水石博物館」

聖書のストーリーを水石で再現

これも顔……なのだろうか
素人目にはマジックで描いたように見えるが?(少なくとも館長は石に手を加えていないとのこと)

 博物館はここだけでは終わらず、館長に連れられ2階へと向かう。案内された小さな部屋には、キリスト教にまつわる水石が。十字模様の石をはじめ、そこにも顔の形をした水石が並び、「アダム」「イヴ」「ヤコブ」といった名札が貼られている。館長の話によれば、聖書のストーリーを水石で再現したそうだが、キリスト教に詳しくない私はそれが本人に似ているのかどうなのかわからない。

聖書の登場人物の名が掲げられた石を指さし、熱弁する館長

 2階にはもうひとつ、1階の展示室よりはるかに広い空間が広がっており、こちらも顔の水石がずらりと。1階と大して違いがないと言えばその通りだが、特に目を引いたのは、「喜」「怒」「哀」「楽」と、石をその表情ごとに展示するコーナーだ。これは喜んでいる顔……と想像力をフル回転させて鑑賞するがままならず、水石の奥深さに打ちのめされる。

左の列が「哀」、右の列が「楽」

 その隣の部屋に行くと、すみっこに興味深い展示が繰り広げられていた。男性器や女性器の形の水石を集めた18禁コーナーだ! これぞユルさの真骨頂である。

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