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『フリースタイルダンジョン』レビュー

『フリースタイルダンジョン』TKda黒ぶちがチャレンジャーと共鳴し、バトルがセッションへと変貌!?

TKda黒ぶちとSHAMOのセッションへ

 結果は、2-1でTKの勝利だった。やはり、どうしてもTKが吐く言葉のほうがキャッチーに聴こえた。自分と同タイプでパッション一辺倒のSHAMOと対峙し、意図的にフロウに変化をつけていたTK。だから、飽きを感じさせなかった。崇勲(すうくん)から授けられた「まっすぐな感情でラップするだけじゃなく、HIP HOP的ユーモアを意識したほうがいい」という助言を、ちゃんと取り入れた結果だ。

 とはいえ、SHAMOあっぱれである。バトル歴6~7回でこのカッコ良さはクソやばい。

「俺はもうTKと戦ったら終わろうと思ってたんで。で、1戦目だったんで全力。完敗です」(SHAMO)

 TKとやれたから後悔はないという、腹の決まった彼の態度も潔かった。でも、SHAMO優勢に思う観客もいたのでは? と感じるほど互角でもあった。バトルの形勢というより試合運びの優劣が試合結果につながった印象である。

 終盤は、2人が共にギャラリーに語りかけているようでさえあった今回のバトル。こうなったら、いつか2人で曲を発表すればいい。SHAMOには、また出場してもらいたい。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2020/02/11 18:00
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