ずさんな白タク解禁で懸念も!? 経済同友会の“日本版ライドシェア”構想の微妙な中身
2020/02/07 12:12
#経済 #白タク #経済同友会 #ライドシェア
米国のライドシェアでは強盗事件が頻発し社会問題に?
だが、この構想では多くの疑問が残る。例えば、一般ドライバーがタクシー営業をする際に車両はどうするのか。自家用車の場合、料金メーターやタクシー車両であることを示す表示灯などのタクシーとしての基本的な装備がない。もし、一般ドライバーがタクシー営業を行う場合に、タクシー会社の車両を利用するとなれば、タクシー会社には限られた時間の営業のためだけに、車両を増台するという設備投資負担がかかることになる。
米国のライドシェアでは、ドライバーによる強盗事件あるいは乗客による強盗事件などが頻発し社会問題となった。こうした事件防止策をどのように行うのか。タクシーが事故を起こした場合に、乗客への保険適用をどのようにするのか等々だ。
経済同友会は、この構想についてより具体的な検討を進め、提言するべきではないか。そうしなければ、この構想は“白タク解禁”を求めた、ただの“絵に描いた餅”と言わざるを得ない。
最終更新:2020/02/07 12:12
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