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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『家つい』亡き妻に800曲捧げた愛妻家

『家、ついて行ってイイですか?』亡き妻に800曲捧げた愛妻家、衝撃の結末が……

『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)

 5日放送の『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)が、SNS上で話題になっている。

 昨年12月25日に撮影されたというVTRで、番組スタッフは雪が舞う北海道・小樽でほろ酔いの男性(68)に声をかけた。10年前に妻を亡くし、仕事を辞め、東京から生まれ故郷の小樽に戻ってきたという。2LDK築38年のアパートの一角には、初老の男性一人暮らしには似つかわしくないYAMAHAのシンセサイザーと大型スピーカーが。実は作詞作曲が趣味で、20年以上前からオリジナル曲を作っているという。その数、1,759曲! 亡き妻へ向けた曲は803曲もあるそうだ。

「他人からしたら、『バカその曲なんだ?』って言われるかもしれないけど、作詞作曲は生きる希望、生きるすべ。妻に死なれ、一人になっても生きていく意味っていうのかな」

 家の中には、至るところに生前の妻の写真が飾られている。優しそうな笑みを浮かべる、きれいな女性だ。

 男性はうれしそうに語る。

「俺の人生でたったひとつの手柄。こんないい女を女房にしたぞって」
「見栄えも根性も、こいつにかなうやつはいない」

 一方、寝室には、フクロウが好きだったという妻の形見が置かれた一角が。ホコリまみれだが、男性によると、ホコリも妻が重ねた年月の一部。掃除してしまうと、時の流れがなくなってしまうからだという。

 妻が実父の葬式へ行くとき、 車の運転手を頼まれたのが、出会いのきっかけだった。男性が一目ぼれし、ほどなく2人は結婚した。

 しかし、それから3年ほどたった頃、妻が貧血を訴え、病院で診てもらったところ、子宮卵巣がんを患っていることが発覚。医師からは「余命数年」と宣告された。

 突然の宣告に戸惑いつつも、2人は残された時間を有意義に過ごすべく、休みになると日本全国を旅した。気づけば10年たっていた。

 懸命に闘病を続ける妻だったが、最期の年の正月、ポツンとこんなことを口にした。

「私、なんのために生まれてきたんだろう……」

 男性が「俺のために生まれてきたって答えたらダメか?」と冗談めいて返すと、なんとも言えない表情を浮かべたという。それから数日後、妻は再び入院。

 1月25日、危篤の知らせを聞いて病室に駆け込むと、もう会話はできず、苦しそうな呼吸音を響かせていた。

 そんな妻を見ていられなくなった男性が「もう逝っていいよ」と優しく声をかけると、最後に一呼吸ついて、そのまま息を引き取った。

 男性は月命日の25日にだけ、スナックへ酒を飲みに行くという。雪夜のクリスマスにひとりで歩いていたのも、そのためだ。

「ママが献杯用の小さな盃をポンっと出してくれるんだ。何も言わなくても。そんなママさんどこにいる? たまんないよ……」

 男性だけでなく、小樽の人の人情深さに触れ、このままVTRが終わるかと思いきや、最後に衝撃的な出来事が待っていた。

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