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日刊サイゾー トップ  > 子どものインフル感染で禁じ手
新型肺炎パニックの裏で……

病児保育予約は至難の業! 「子どものインフル感染」で共働き子育て世帯が犯す”禁断の手口”とは?

イメージ画像(写真ACより)

 世間では、新型コロナウイルスの動向に注目が集まっているが、その陰で流行シーズン真っただ中な のがインフルエンザだ。国立感染症研究所が1月31日に更新したインフルエンザの流行マップによると、2020年第4週(1月20日~1月26日)の患者報告数は8万9,436人で、前週から微増している 。

 インフルエンザの流行に対し、とりわけ戦々恐々としているのは、共働きの子育て世代だ。子どもがインフルエンザと診断された場合、「発症後5日経過、かつ、解熱後2日(幼児は3日)経過」するまで学校や保育園を休ませなければならない。病気の子どもを一人で家に残すわけにいかないため、共働き家族は夫婦のどちらかが仕事を休まざるを得ないのだ。

 しかし、それは容易なことではない。

「社内業務であれば『子どもがインフルになりまして』で理解してもらえますが、顧客との打ち合わせをドタキャンするのは難しい。うちは私も夫も営業職なので、取引先との打ち合わせがほぼ毎日入っている。子どもがインフルになったら、ジ・エンドなんです」

 そう話すのは、神奈川県在住の会社員で2児の父、田中さん(仮名・40代)だ。毎年、田中さん一家は予防接種を受けているというが、それでも今年、運悪く下の子どもがインフルエンザにかかってしまったという。

「小学生とはいえ、病気の時に家でひとりにはさせられない。しかし、うちは夫婦ともに地方出身者なので、近くに親類もいない。結局、四国に住んでいる私の母親に、朝イチの便で来てもらいました。航空券は正規料金でしか買えなかったので、片道約4万円。こんな大都会に住んでいるのに頼れるのは遠く離れた実家しかないとは、皮肉です……」(田中さん)

 保育園児の場合は、病児保育施設という手もある。ただ、病児保育施設は、倍率が高く、流行時期は予約で埋まっていることも多い。都内在住のエステティシャン、藤井さん(仮名・30代)も話す。

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