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週刊誌スクープ大賞

杏が許せなかった東出の不倫、自分より女優としてのキャリアも演技力も劣る“格下女”になぜの思い

 久しぶりに武豊(50)の話をしよう。長い低迷期を脱して、昨年は4年ぶりに100勝超えを達成した。低迷していた一番の原因は、アドマイヤで知られる大物馬主・近藤利一と騎乗方法を巡りいい合いになり、以来、絶縁状態になったことが大きい。

 その近藤が、昨年の11月17日に急逝するのだが、亡くなる前にこういったとアサ芸が報じている。

「アドマイヤビルゴは豊かに乗せてくれ。ディープに乗ったことがあるのは豊だけだから」

 ビルゴは、ディープインパクトの産駒で、セレクトセールで史上2番目となる6億2640万円で落札された。近藤も期待していたのだろう。

 ビルゴは1月19日の京都競馬場で新馬デビューした。断然の1番人気になったが、レースぶりはお世辞にもすごいというものではなかった。近藤に託された豊が、どうしても勝ちたいという気持ちが入り過ぎて、大事に乗り過ぎたということもあったのかもしれない。

 今年はこれで、アドマイヤの馬の多くに、豊が乗ることになり、さらに勝ち星を増やすのは間違いないだろう。

 ところで日本の競馬小説には面白いものが少ないが、先日読んだ『ザ・ロイヤルファミリー』(早見和真・新潮社)はなかなか読ませる。

「成り上がった男が最後に求めたのは、馬主としての栄光。だが絶対王者が、望みを打ち砕く。誰もが言った。もう無理だ、と。しかし、夢は血とともに子へ継承される。馬主として、あの親の子として。誇りを力に変えるため」(アマゾンの解説から)

 中でもレース描写が迫力満点だ。競馬好きにはお薦め。

 競馬といえば、2月2日に行われた中央競馬のWIN5 で、100円が4億3千万円になる高額配当が飛び出した。

 日本中央競馬会(JRA)が指定した5レースの勝ち馬をすべて的中させるのだが、的中した馬券はわずか1票だけ。払い戻し金額は4億3390万7040円で、これまでで2番目の高額配当である。

 4億円が出るとわかっていれば、全5レースを全通り買っておいても儲かるのだが。それにつけてもカネの欲しさよ……。

 最近、劣化したのは政治家だけではないようである。かつては上流紳士から私たちのような雑誌ゴロまでが入り浸っていた銀座のクラブのママたちの質がかなり落ちているようだ。

 新潮によると「銀座クラブ 高嶋」の高嶋りえ子ママといえば、31歳にして年商40億円、エルメスのバーキンとケリーを合わせて200個所有し、総額は1億円以上と自ら公言しているというのだ。

 昔のママはおろかホステスさえも、カネを稼いでいる、ブランド品を何十個持っているなど、下品なことだと口にしなかったものだ。

 どんなに上品ぶっても、所詮、男をたぶらかしてカネを巻き上げているのだから、褒められたものではない。そう自覚していたのである。

 昨今のザギンのネエちゃんは、そんなイロハも分からないらしい。

 その高嶋ネエちゃんが、山口から帰京する際、JAL機に乗ったようだ。するとキャプテンアテンダントの女性から、「バッグを下に置いて」といわれたという。そのいい方が癪に触ったのだろう、バーキン様を下に置けとはなんたるいい草だとキレて、トラブったそうだ。

 その後高嶋ママは、ツイッターにCAの写真を張り付け、「♯拡散希望」との文言を付けて流したそうである。

 飛行機内では、CAのいうことを聞くのが“常識”だということがこの女にはわからないのであろう。こんなママのいる店に飲みに行くのは、どんな人間だろう。ワイドショーは彼女の店を取材して、酔客のアホズラを撮って流したらいい。

 それにつけてもカネの欲しさよ……。

 こちらはタチの悪い政治家センセイの話。河井夫妻のウグイス嬢買収疑惑に加えて、選挙中に1億5000万円ものカネが、安倍の要請で自民党から案里候補に流れていたことが発覚して、党内では不満の声が高まっている。

 そこに今度は新潮が、昨年の参議院選で、全国比例で出馬した橋本聖子と北海道選挙区から出馬した高橋はるみに、同じようなウグイス嬢買収疑惑があると報じたのである。

 橋本は5選を目指したが、高橋は初挑戦。簡単に経緯を書く。橋本の選挙のとき、いつもウグイス嬢をやってくれるベテランに吉田優子(仮名)というのがいる。

 なかなか優秀なウグイス嬢はいないようで、高橋陣営も橋本を通じて吉田に依頼したようだ。新潮が2人の選挙運動費用収支報告書を閲覧すると、吉田に払われた費用に疑惑が見つかったというのである。

 さらに、吉田が両陣営で働いた日数を数えると、選挙期間の17日を優に超えてしまうそうだ。

 さらに高橋の収支報告書には、選挙期間中の宿泊費が1泊分すっぽり抜け落ちているという。法令では1泊2食付きで1万2000円までと決められているのに、2万円を超えてしまったからだそうだ。夕飯にはたこしゃぶなどの豪華な食事が出てきて、「運動員買収」となってしまうため、領収書を選管に出すことができなかったのである。

 杜撰というかメチャメチャな報告書から読み取れるのは、吉田ウグイス嬢への支払いも、法令で決まっている日当1万5000円を超えている疑惑が色濃くあるというのだ。

 たしかに、1万5000円ではまともなウグイス嬢は雇えない、法律と実態がかけ離れているという不満の声はあるにしても、だから破っていいとはならない。逃げ回る2人には、きちんと国民に説明する責任があること、いうまでもない。

 先週、パーティで会った某新聞社のトップが、「読売のナベツネが倒れた」と話してくれた。

 真偽のほどは確かめてはいないが、高齢と持病があるから、いつ倒れてもおかしくはないが、事実だとすれば、彼を師と仰ぐ安倍晋三にはショックであろう。

 悲願の憲法改正のためには、ぜひともいてほしい人間だからだ。

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