東京ディズニーランド至近の高級住宅街で多発! 外国人窃盗団による「リレーアタック」
#事件 #窃盗
2020年東京オリンピック・パラリンピック開幕まで7カ月を切った。「五輪イヤー」の今年はさらなる外国人旅行客の流入が予想される上に、昨年4月の入管法改正によってすでに多くの外国人が労働市場にも流れ込んできている。そんな中、加速しつつある国際化へ 歩みに水を差しそうな 事態が、東京近郊のある街で起きているという。
「ここ最近、浦安市の住宅街で、車の盗難事件が相次いでいるんです。いずれの被害も手口が酷似しており、犯行が組織的に行われている疑いがある。捜査関係者の間では、一連の事件の背後に、外国人窃盗団の関与があるとの見立てが出ています」(全国紙社会部記者)
千葉県浦安市といえば、国内随一のアミューズメント施設・東京ディズニーランドのお膝元として知られる。まさにそのディズニーランドのすぐそばが、車盗難の「ホットスポット」になっているのだという。
「被害が集中しているのは、ディズニーランドに至近の新浦安駅から車で約10分 の距離にある地区です。ディズニーランドにやってくる観光客向けのホテルが立ち並ぶエリアと隣接する住宅街で、瀟洒(しょうしゃ)な低層住宅が多い、富裕層に人気の場所です。そこで、玄関先に止めてある高級車の盗難が相次いでいるという話です」(同)
都内に勤務する人たちが集住する 浦安には高層マンション地区もあるが、なぜか被害は湾岸エリアの低層住宅が集まる地区に集中しているという。その犯行様態から、捜査関係者は「リレーアタック」と呼ばれる手口が使われた可能性が高いとにらんでいるという。
「リレーアタックとは、現在販売されている車の多くに採用されているスマートキーの機能を悪用した手口です。スマートキーは、シリンダーに差し込んで回すイグニッションキーのような手間がいらず、車のボタンやセンサーに触れるだけでロックを解除し、エンジンまでスタートできます。キーは常に半径1メートル程度に届く微弱な電波を発しており、その電波を車両本体に内蔵された受信機で受信することで車両のコントロールを可能にする仕組みです。リレーアタックでは、特殊な受信機でその微弱電波を拾い、その受信機を中継点として車に電波を届かせる んです。被害に遭った住宅はどこも駐車場のすぐ近くに玄関があり、そこにスマートキーが置かれていたケースがほとんどだった。マンションなど自と駐車場が離れている場所では不可能な手口なので、浦安の低層住宅街が狙われたとみられます」(同)
被害エリアの近辺ではここ最近、不審な外国人の出入りが目立っていたといい、一連の事件との関連も疑われている。住民のひとりは、こう証言する。
「このへんには大手航空会社が社宅にしている家屋もいくつかあり、そこでも複数の被害があったようです。住民の間では“南米系の車窃盗団の仕業では?”との話が広がっていました。かなり大規模にやられているので、警察も『単独犯とは考えにくく、組織的な犯行の疑いが濃い』とみているようです。東京湾も一望できてロケーションは抜群なんですが、まさかこんな危険が潜んでいたとは……」
事件の全容解明が待たれる。
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