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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

裏社会の情勢変化が後押し!? 島田紳助の”復帰待望論”に拍車がかかっているワケ

山口組の分裂騒動で島田紳助復帰話は一度は立ち消えに…

 ところが、その直後、山口組から、神戸山口組が割って出て分裂状態に。世間が抗争を危惧する中、山口組との関係が深いというイメージを背負った紳助の復帰話は立ち消えに。その後、昨年になると、再び日テレの『24時間テレビ』で、紳助が続けている恵まれない子どもたちへの募金活動を取り上げる企画が浮上したが、そのさなかに、吉本の所属芸人による闇営業問題が発覚。芸人たちが反社会的組織からギャラを受け取っていたことが明らかになったうえ、それが発端で吉本の“お家騒動”にまで発展。紳助どころではなくなり、『24時間テレビ』での復帰案はまたしても水泡に帰したが、ここにきて、再び復帰が現実味を帯びている。

「昨年11月に、紳助が芸能界を引退するきっかけになった山口組の直参だった極心連合会の会長が引退したため、関係者やマスコミの間では“復帰への障害がなくなった”と言われています。紳助と大崎会長の関係も切れていませんからね。闇営業問題のときも、心配した紳助が大崎会長に連絡を入れているほど。吉本は紳助に復帰を促すと同時に、日テレに企画を働きかけているという情報があるんです」(前同)

 業界の中で、“紳助待望論”に拍車がかっているのは確かだ。

 しかし、紳助が引退する引き金となった暴力団との“黒い交際”は、芸能人が暴力団関係者から飲食をご馳走してもらったり、お小遣いをもらっていた、というレベルのものではない。紳助の不動産ビジネスの背後には、暴力団の影がちらついているのだ。

「紳助が、現役時代から不動産投資をサイドビジネスにしてきたのは有名ですが、素人ではとても手が出せないと言われている大阪・ミナミのビルを所有できたのは、バックに暴力団がついているからと言われています。実際、紳助自身が“わいのケツ持ちを誰だと思っているんだ“と吹聴していた時期もありましたからね」(暴力団情報に詳しいライター)

 過去のこととはいえ、紳助と暴力団の関係は消せるものではない。紳助の復帰が具体化されれば、異論が噴出するのは避けられないだろう。いくら“待望論”が浮上しても、元ファミリーの“お助けマン“的存在でいるほうが賢明だと思うのだが……。

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2020/01/30 22:00
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