不倫報道は逆にチャンス!? 唐田えりか、女優としてのホントの実力
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俳優・東出昌大との不倫が報じられて以来、女優・唐田えりかをめぐる状況が激変している。
唐田は現在出演中のドラマ『病院で念仏を唱えないでください』(TBS系)を事実上降板し、公式サイトやインスタグラムを削除。放送予定だったテレビ東京系の主演ドラマがお蔵入りになる可能性も出てきている。
まさに一寸先は闇という状況だが、すでに各所で報じられている通り、2人が2018年に共演した映画『寝ても覚めても』を観ると、あきれさせられつつも納得してしまう。それくらい、劇中の2人はラブラブだった。
唐田は高校2年の時にアルバイト先のマザー牧場で、芸能事務所・フラームのマネジャーにスカウトされ、韓国のアイドルグループ・少女時代の「DIVINE(Story ver.)」のMVや、ソニー損保保険のCMに出演して注目された。
女優としてはテレビドラマ『恋仲』(フジテレビ系)でデビュー後、『こえ恋』(テレビ東京系)、『トドメの接吻』(日本テレビ系)といったドラマに出演。当時は黒目がちの瞳が印象に残る素朴な美少女という感じで、清純派といえば聞こえがいいが、ブレイクするには決定打に欠ける薄味の女優という印象だった。
そんな薄味感が逆に唯一無二の武器となり、大きく飛躍することになったのが、東出と共演した映画『寝ても覚めても』だ。
本作で唐田が演じたのは、大阪で暮らす、朝子という平凡な女性。朝子は東出演じるミステリアスな男・麦(ばく)と付き合い幸せな日々を過ごすが、麦は突然、行方不明に。それから2年ほどたち、東京へ引っ越し、カフェで働く朝子は、麦にそっくりな会社員・亮平(東出が一人二役)と出会う。やがて2人は付き合うようになるが、そんな朝子の前に、人気芸能人となった麦が再び姿を表す――。
物語は麦と亮平の間で揺れ動く朝子の心情を描くのだが、恋愛劇よりも、唐田と東出がイチャイチャしている姿を延々と見せられているという印象が強い(そもそも恋敵が2人とも東出なので、三角関係とは言い難いが)。
台詞が棒読みで大根役者といわれがちな東出だが、それは他の俳優が(特にテレビドラマにおいては)説明過多なオーバーアクションの芝居をするからで、本作のような日常を淡々と見せるタイプの作品だと、とても魅力的に映る。同時に東出の棒読み感は、本作の麦のような神出鬼没のイケメンキャラ(彼が亮平の前に現れ、朝子を連れ去る場面は、まるで幽霊かドッペルゲンガーのようである)を演じると、東出の中にある何を考えているかわからない虚無感がこれ以上なく極まる。
劇中で、モデル出身の麦が俳優としてNHK朝ドラに出演したことがきっかけで、主婦層を中心に(人気に)火がついたと語られるのだが、これは東出が朝ドラの『あまちゃん』や『ごちそうさん』に出演した経歴を取り込んだものだ。おそらく、本作は演じる役と役者の個性が、極力重なるように作られていたのだろう。
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