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『フリースタイルダンジョン』レビュー

『フリースタイルダンジョン』でモンスターがパン作り!? Zeebraの食レポうますぎ!

FORKはかにぱん、呂布カルマはグミパンをこねこね

 フリースタイルダンジョンならぬ、「フリースタイルパンジョン」と名付けられたこのスピンオフ回。そもそも、ラッパーがパンを作ってる様子をカメラで追う意味がわからない。チャレンジャーが不足し、番組が迷走しているのか? ただ、一流のフリースタイルラッパーが一生懸命パンを作っているシュールな絵面は、それはそれでレア。普段のバトルが殺伐としているほど、オフとのギャップが大きくなってほっこりする。事実、前回までは確かにバチバチのバトルを展開していたのだ。

 とはいえ、まさかずっとパンで行くとは……。30分間、丸々パン作りだとは思っていなかった。見どころといえば、ラップと同様にパン作りにもそれぞれの個性が出ていたこと。まずは、FORK(ふぉーく)に注目だ。彼はスタッフに毛ガニを用意させた。どうするつもりなのか?

Zeebra(じぶら)「かにぱんって売ってるじゃないですか、カニの形したやつ。あれって中にカニ入ってるんすか?」

FORK「そうなんですよ。本当のかにぱんを使ったパンを」

 休日に羽根を伸ばしすぎだと思う。FORKはかにぱんに毛ガニを入れる「リアルかにぱん」を作りたいようなのだ。自由な発想というより、ただふざけすぎな気もするが、パンとカニ味噌は案外合いそうな気もする。FORKはパン作りにかける意気込みをフリースタイルで表現した。

「食材はカニ イケると思ってるぜ密かに これが初めてってことも加味してくれよ

これでが降りてくるかどうかわかんないけど そうComingって気持ちで待ってるぜ」

 6人のおじさんのパン作りを見せられ「だまされた!」と思っていたら、いきなりイカしたフリースタイルが始まったから、見ていてよくわからなくなる。とにもかくにも一安心だ。この番組は、ちゃんと『フリースタイルダンジョン』だった。

 以前は料理人だったERONEは、さすがにさまになっている。彼が用意したのはローストビーフ、ビーフシチュー、焼肉など牛肉尽くしで、これらをカルツォーネにして焼くつもりらしい。なるほど、ラッパーだけにビーフ(ディスり合い)を味わおうというのだ。見た目もきれいで、すごくおいしそう。コスパは悪そうだけれども。

 ちなみにパン作り企画の言い出しっぺ、呂布カルマの食材はグミだった。

「これは、つぶグミっすね」(呂布)

 つぶグミをパン生地に混ぜて、そのまま焼くつもりの呂布。というか、彼の口から「つぶグミ」という言葉が出る時点で笑いそうになる。グミとパン生地をこねこねしている姿は、かわいすぎて萌えるし。でも、かわいいだけじゃない。彼は勝つ気満々なのだ。

「商品化してもらえるって聞いたんで、コスパとかも考えて」(呂布)

 この企画で優勝したパンは、実際にパン屋で販売されることになっている。もし、売れ残った場合は、言い出しっぺの呂布が買い取らなければいけない。だから、呂布は本気である。

 休日とはいえ、ほのぼのしているだけじゃない。今回は、パン作りとフリースタイルの掛け合わせ。あと、ラッパーが作るパンなのでただの「パン」ではなく、敬意を表して「ラッパン」と呼んであげよう。

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