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週刊誌スクープ大賞

安倍首相の致命傷に!? “買収マネー”1億5000万円で自民党内からも反発、孤立無援に

嵐・櫻井翔のベトナム・ハワイ婚前旅行に込められた“覚悟”

 ここから文春スクープ3連発だ。

「嵐」の櫻井翔は本気だ。文春は先週、慶應時代の同級生で「ミス慶應」にもなったA子とベトナム旅行へ行ったと報じた。

 帰国した日、彼がキャスターを務める『news zero』(日本テレビ系)に生出演すると、番組終了後にハワイへと旅立ったというのだ。

 オアフ島のカイアルビーチでは、白いTシャツに短パン姿の櫻井の横に水色のワンピース姿のA子がいた。

 モノクログラビアには、欧米人らしい老父夫婦に頼んでツーショットを撮ってもらっている櫻井と彼女の写真が載っている。

 ハワイは「嵐」にとって特別な場所である。1999年9月15日、ホノルル湾上に浮かぶクルーズ客船で華々しいデビューをし、結成15周年のアニバーサリーライブを行ったのもハワイだった。

 文春によると、櫻井は「嵐」を期間限定ユニットと考えていて、終了後に海外留学する予定を立てていたという。A子のほうも、「いつかハワイに住んで、自分のセレクトショップを持ちたい」と、かつて雑誌のインタビューで語っていたそうだ。

 2人はすでに櫻井のマンションで同棲生活をしているという。文春は、年末の活動停止後に、櫻井は結婚に踏み切るのではないかと見ている。彼の“覚悟”を見せたのが、彼女との婚前ベトナム・ハワイ旅行だったというのである。

 次も文春。おしどり夫婦といわれている俳優の東出昌大(31)とモデルで女優の杏(33)が別居し、離婚の危機を迎えていると報じている。

 2人が結婚をしたのは2015年元日。翌年には双子の女児をもうけ、17年には長男が生まれている。

 だが、カミさんが第三子を妊娠しているとき、亭主のほうは、当時高校を出て二年目の清純派女優・唐田えりか(当時19歳)と親密な関係になっていたというのだ。

 タイトル横には、唐田に顔をくっつけてやに下がっている東出とのツーショットが載っている。この写真は、唐田が自らプリントアウトして、仲間に配ったものだという。

 長身で甘いマスク、パリコレにも出演した経歴のある東出は、酒が好きで、杏と結婚する前にも、共演した女優と浮名を流す「共演者キラー」として知られていたそうだ。

 杏と交際中に、共演した本田翼を口説いたり、やはり共演した真木よう子とも親密だったという。

「女性関係で彼と揉めるたびに杏さんはストレスを溜め込み、体調を崩して病院に通っていたこともあった。そんな杏さんに対し、東出さんは『頭がおかしいんじゃない?』などと突き放し、浮気を一方的な妄想のように決め付けて、一層、彼女を傷つけたといいます」(夫婦を知る芸能関係者)

 杏が妊娠中も、夜な夜な飲み歩いて、料理や洗濯などの家事を手伝うどころか、帰宅してすぐに温かい料理が用意されないと、怒って外に飲みに出てしまったそうだ。

 そしてついに、杏が亭主と唐田が隠れて遣り取りしているメッセージを見てしまったという。東出は男女の関係を認め平謝りしたが、「長時間の話し合いの末に夫婦は別居を決断」(先の芸能関係者)したそうである。

 東出の所属事務所は、「今回の記事に関して本人に確認いたしましたところ、書かれている事柄はほぼ事実と判明しました」と、報道を認めるコメントを出し、唐田えりかの所属事務所も、「本人は軽率な行動を深く反省しております」と発表した。

 こういうと失礼になるが、杏は男運のない可哀想な女性である。彼女の父親は俳優の渡辺謙だが、彼も最初のカミさんと離婚して、南果歩と再婚したが、ニューヨークに愛人がいることを文春に報じられ、再び離婚している。

 そんな女にだらしない父親を見てきて、結婚するのは父親とは違う男をと、心の中で誓っていたはずだ。それが、父親に輪をかけて女好きな亭主だったのだから、不運というか、男を見る目がなかったのだろう。

 3人も子どもがいては、おいそれと離婚というわけにもいくまい。ここは渡辺謙が出て東出に、「オレのようになるな」といって、張り倒してでも改心させ、何とかやり直すよう説得するしかないと思うのだが。

 今週の第1位も文春のこの記事だ。

 何しろ、1月24日の朝日新聞は社会面で、河井案里参院議員の参院選中に自民党本部から案里側に計1億5千万円が支払われていたことを大きく報じたのだから。

 もちろん、文春が第一報を報じたというクレジットは入っている。

「与野党からは驚きの声が広がった。1億5千万円は、落選した溝手氏が受け取った額の10倍。昨年7月の参院選で当選した自民のベテラン議員は『勝たないと政権が倒れるという補欠選挙なら』と仮定した上で『マックス(最大)の額』と話した」(朝日新聞より)

 文春に戻ろう。公選法違反の河井夫妻に新たな疑惑が判明したと報じたのだ。

 河井の妻の案里を出馬させ、自分に歯向かう溝手顕正候補を何が何でも追い落とそうとした安倍首相側が、選挙中に1億5000万円もの大量の資金を、案里陣営に振り込んでいたという疑惑である。これが事実なら、即刻安倍首相は辞任だろう。

 案里の選挙は実質、亭主の河井克行参議院議員が取り仕切っていたようだ。選挙のウグイス嬢に3万円の報酬を払っていたことは、案里事務所の公設第二秘書の立道浩が、広島地検の事情聴取で認めているから、本人が知らなかったとしても、連座制が適用され、失職する。

 また克行前法相も、選挙運動員を雇い報酬を払っているから、公職選挙法違反の疑いがある。それに、対立候補の溝手顕正に比べ、案里のほうは、物量がけた違いにすごかったといわれる。

 捜査当局はすでに通帳や経理担当者のメモなどを押収しているが、その中に、決定的な書類があったというのだ。事務所内で共有されていたとみられる「入出金記録」だそれだ。

【第七】4月15日 15,000,000 5月20日 30,000,000 6月10日 30,000,000

 第七というのは自民党広島県参議員第七選挙区支部のことで、代表者は案里。第三というのもあって、これは克行が代表。

 夫婦の政党支部に参議院選わずか3ヵ月で計1億5000万円が振り込まれているというのである。それも、自民党本部から夫妻の支部へ7500万円ずつに分けて入れたうえで、克行の支部には30万円だけを残し、残りを全て案里のほうへ移し替えるという、巧妙な偽装工作が行われていたそうだ。

 こうしたカネの差配は幹事長マターだが、この場合は安倍首相の意向があったからだと、自民党関係者が話している。

 その上、安倍首相の地元事務所の筆頭秘書などが度々広島入りして、県内の企業や団体を回り、溝手支持から案里支持へ変えてくれないかと頼みに回っていたというのである。

 この問題は、野党から国会で追及されるだろうが、安倍首相の致命傷になりかねない。

 なぜなら、この選挙区は岸田文雄政調会長の地元であり、溝手は岸田派である。自分の派の候補を引きずり落としたばかりでなく、安倍首相がカネまで出していたということになれば、いくら大人しい岸田といえども、黙ってはいまい。

 勘ぐれば、この情報も、岸田側から流れたのかも知れない。そうだとしたら、安倍は孤立無援で、五輪前に辞任ということもあり得る。

 IR絡みの収賄事件のほうも広がりを見せ、安倍首相はこの国会初っ端で、認定基準に関する基本方針を決定するはずだったが、先送りされることになった。

 これによってスケジュールが大幅に狂い、候補地に名乗りを上げていた大阪や横浜は、反対派の勢いが加速するはずだ。

 自分に歯向かうヤツは何があっても潰すという安倍流のやり方に、自民党内からも反発・批判の声が出て来るに違いない。

 自業自得とはいえ、「桜を見る会」疑惑を始め、自ら説明責任を果たさないツケが、ここで一気に噴き出した感がある。安倍“立往生”国会になると思う。(文中一部敬称略)

【巻末付録】

 現代は合併号でポストは平週号。まずは現代から。

「女性下着における『透け』の効能-着ているのに、見えている」「橋本マナミ、全部見せ!-独身最後のハワイでやってくれました」

 袋とじ「永岡怜子、神が宿るヘアヌード最終章-ラスト写真集から独占先行公開」

 お次はポスト。

 前半袋とじ「『北斎の肉筆春画』試上特別公開-幻の<傑作>2点が鮮やかに甦る!」

 後半袋とじ「女性器整形グラドルの触診&膣圧測定会」

「カメラ小僧が撮らえたアイドルたちの決定的瞬間/アイドルたちの輝く瞬間 壇蜜、沢尻エリカ、宮沢りえ、北川昌弘、安室奈美恵」

 袋とじ「HoneyTrap-臥薪嘗胆<前編>」「永尾まりや、背徳の桃色ランジェリー」「川村那月はやっぱり令和のレースクイーン!」

 この中で目が留まったのは、「HoneyTrap」の最初の見開き写真。何だかわからないが、女性の切なそうな表情と迫力ある裸体が印象的だ。

 現代の橋本マナミはいいが、スクープ性はない。というわけで、今週は引き分け。

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2020/01/27 21:00
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