NHKのネット常時配信に猛反発！ 民放各局が“インターネットファースト”に舵を切れない懐事情

民放幹部「ネットでの報道に力を入れても儲けは微々たるもの」

　だが、執拗に“咎めた”のは別の理由がある。

「ネットに配信しても、収入が思ったほど入らないのが大きい。今、報道ではフジテレビ系列がネットでの報道に力を入れており、ここを収入源にしようとしている。速報などのスピード感はあるが、それに対する収入は1回、配信しても微々たる金額だそう。系列各局にも協力要請を出しているが、現場からは『提供先が増えるのはいいこと』と歓迎の声と、『結局、人も資金も中途半端にしか入れられない。NHKとの差は今後もさらに広がることは止められない』と賛否が入り混じっている」というのだ。

　結局のところは、民放がネットファーストで“懐事情”を潤せれば、競争原理が生まれてメディア離れを食い止めることもできそうだが、果たして？

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