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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > アンタッチャブル柴田が語る漫才
若手芸人発掘イベント『超ワロタwwww』DVD発売記念インタビュー

アンタッチャブル柴田「漫才やりたい欲は一生消えない」 最強のツッコミが語るお笑いと“変わらぬ山崎の肩の安定感”

アンタ柴田「後輩に迷惑かけていたことに気づいて……」

――ところで柴田さん、最近後輩との交流はありますか?

柴田 交流あっても、みんな逃げちゃうんですよ。

――どういうことですか?

柴田 僕、寝ないで遊んでいたいんです。眠たくて眠たくてのカオスの瞬間に出てきたことが面白いことかもしれないじゃないですか。それで後輩がしんどくなって、来なくなっちゃう。

――たとえばどんな遊びを?

柴田 マラソンしてみようか、と決めたらずっと走る。あと「これからは英語でしょ!」と思ったら英語の勉強を始めるとか。今って、ネタだけじゃなくて、何で世に出るか分からないじゃないですか。「お笑い以外のフック、何もないです」という後輩が多いので、それじゃあ一緒に作らないかと。強制してるわけじゃないんですよ!

 でも、マラソンは大学でスポーツやってたヤツが途中でどっか行っちゃいました(笑)。最初は「いいですねえ」で寄ってきても、結局みんな「バイトが……」「彼女が……」みたいな言い訳しながらいなくなって、気づいたら僕一人になっている。後輩に迷惑かけていたことに気づいて、自らつきあいを断ちました(笑)。

――では最近は何をやってるんですか?

柴田 ダーツです。芸人がダーツうまいって面白いんじゃないかなと。たまたまお仕事いただいて始めて、協会のオフィシャルサポーターになったんですけど、腕前は全然です。やっぱり生半可じゃうまくならない。でもむちゃくちゃやってます。今日も朝5時までやってました。

――ストイックですね。

柴田 ダーツはずれたら腕立てやる、というルール設けたりとか。そうすればダーツうまくならなくても、すごい胸筋の芸人になるかもしれないし、どっちかが立つかもしれじゃないですか。それって何もやらないよりかいいかなと。花開かない時もあるけど、開く時もあるわけで。何かやってないと止まっちゃうという話ですよ。

柴田英嗣(しばた・ひでつぐ)
1975年静岡県生まれ。94年にお笑いコンビ「アンタッチャブル」を結成。04年には、『M-1グランプリ』で優勝を飾るも、10年に体調不良により活動休止、1年後の11年1月より芸能活動を再開。『志村でナイト』(フジテレビ)『青春高校3年C組』(テレビ東京)などに、レギュラーで出演中。また19年には、『全力!脱力タイムズ』で約10年ぶりにコンビで漫才を披露。『THE MANZAI』(ともにフジテレビ)にも出演し、世間から喝采を浴びた。

『アンタッチャブル柴田の「超ワロタwwww」~もうすぐ世間に知られてしまう超絶おもしろ芸人たち~』

 価 格:¥3,000+税
発売日:2020年1月29日
発売元:Contents League
販売元:ソニー・ミュージックソリューションズ

鈴木工(ライター)

ライター。「Quick Japan」「芸人芸人芸人」などでお笑い芸人関連のインタビューや記事を執筆。また、「プレジデント」では編集を担当する。

Twitter:@7142128354249

すずきたくみ

最終更新:2020/01/31 19:45
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