アンタッチャブル柴田「漫才やりたい欲は一生消えない」 最強のツッコミが語るお笑いと“変わらぬ山崎の肩の安定感”
#インタビュー #アンタッチャブル #柴田英嗣 #お笑い芸人
『全力!脱力タイムズ』でザキヤマと久々に漫才披露も「10年前と全く同じ」
――『ワロタwwww』などで人の漫才を見ていて、「漫才やりたい」欲が高まったりしませんでした?
柴田 それは一生消えないんじゃないですかねえ。10年以上やり続けてきたから、作る苦しさも分かるし、ウケたときの気持ちよさも知っているんで。漫才やってた人はずっとやりたいと思うんじゃないですか。でも売れると時間がなくていいネタできないから、続けるのが難しいんでしょうけど。
――それが『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ)で、久々にコンビで漫才を披露したわけじゃないですか。やってて昔との違いは感じました?
柴田 全くないです。10年前と全く同じ。変わらぬ山崎の肩の安定感(笑)。シャツがピタピタだからいい音が出るんですよ。ボケ方も一緒ですし。逆に言えば、成長してないのかもしれない(笑)。
――柴田さんもツッコんで、「変わらないな」という意識でした?
柴田 というよりしくじったらまずいと思って、一所懸命やってました。めちゃくちゃ緊張しましたけど、まあ体が覚えているんでしょうね。
――「泣いた」「感動した」みたいな反響はどうでしたか。
柴田 意外でしたね。こんな喜んでくれる人いるの? って。ニュースにはなるかなと思ってたんですけど、もっとラフな反応を予想してたんですよ。「へ~、あの2人って一緒にやってたんだ」みたいな。泣くほど喜んでくれること自体は、めちゃくちゃ嬉しいんですよ。でもそうなるとこれからハードルも上がるのが心配で。ネタ見たらわかると思うんですけど、人を感動させるようなことはやってきてなかったし、好きなことばかりやってきた2人なんで。ただ、その場その場で面白かったことを言っちゃうみたいな感じなんですよね。
――「漫才は作っている過程を見せるのを含めて作品」とラジオで言ってましたね。
柴田 特に僕らは、一言一句決まったことやって、どこのお客さんでも笑わせるタイプではないんですよ。「今日のお客さんここ笑ってくださるんですか。じゃあ急に寄せます!」みたいな。笑わせるというよりか、お客さんが笑ってくれるところだけやるみたいな感じで。
――賞レースもそうでした?
柴田 そうですね。練習していた以外のことが出てくることが多かったです。普段と違う箇所が一カ所あるだけで笑ってくれる、という作戦です、僕らは。逆に難しくないですか? ネタをばっちり決めて、絶対どこでも笑わせるって。だから、アンジャッシュなんてすごいですよ。
――今、舞台に立ちたいですか?
柴田 練習の場はほしいです。お客さんいるところでやらないと、うまくならないですからね。今まで、これ言ったらお客さんが笑うかなという感覚は持ってたけど、それが10年経って合ってるか・合ってないか分からなくなるんです。その答えあわせの場として、舞台は立ちたいですよねえ。
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