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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > チコちゃんで小沢仁志がキャラ崩壊
『チコちゃん』レビュー

『チコちゃんに叱られる!』でキャラ崩壊に追い込まれる小沢仁志 ”顔面凶器”のスタジオ襲来を求む!

水滴の音は「ぽちゃん」ではなく、「ぽ」と「ちゃん」だった

 最後は、「水滴の『ぽちゃん』はなんの音なのか?」。いやはや、難しいネタだ。何しろ、世界中の科学者が100年間、解明できなかった問題といわれている 。

 この難しいテーマを解明したのは、イギリス・ケンブリッジ大学のアガルワル教授。実は、「ぽちゃん」は水滴が水面にぶつかった音ではない。水滴が水面に落ち、重みで水面がへこむ前に 気泡が生まれる。この気泡が水面から離れた瞬間、音が鳴るのだ。それにしても「ぽちゃん」は世界共通で、イギリス人も「pochan」と言うのだろうか?

 このイギリスの論文は、日本の筑波大学が検証しているという。同大で改めて実験を行ってもらい、音声波形データで確認すると、水滴が水面に落ちて0.06秒後に「ぽ」と音が鳴ったことがわかる。これが、気泡が水面から離れた瞬間の音だ。

 でも、まだ「ぽちゃん」の「ちゃん」が残っている。スロー映像で続きを見ると、「ぽ」が鳴った後、再び水滴が生まれ、小さな気泡が水面から離れた約0.2秒後に「ちゃん」と鳴っていた。つまり、あの音は「ぽちゃん」ではなく「ぽ」と「ちゃん」なのだ。

 しかし、筑波大の教授いわく、「ぽ」の後は「ちゃん」じゃなく「ぴっ」と鳴っているらしい。じゃあ、なぜ我々には「ぽちゃん」と聴こえてしまうのだろう? それは、科学者にもまだわからないとのこと。次から次へと、謎は尽きないのだ。

 小沢が、この件について身もふたもないことを口にした。

「それの答えがなんの役に立つねん?」

 筑波大の教授は、こう主張する。

「役に立たないっていうことが大事なんです。いま役に立たないことでも、新しいことがわかれば将来役に立つわけです。いま役に立つものはいま役に立って、将来役には立たない。そういう理屈もあるんです」

 科学の研究に、需要は関係ないということだ。いまの世の中では役立たない研究であっても、いつかどこかで役に立つ。その意気で、科学者や学生には頑張ってほしいと思う。

 あと、今夜放送 『チコちゃんに叱られる!』のゲストは福山雅治である。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2020/01/24 15:00
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