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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > チコちゃんで小沢仁志がキャラ崩壊
『チコちゃん』レビュー

『チコちゃんに叱られる!』でキャラ崩壊に追い込まれる小沢仁志 ”顔面凶器”のスタジオ襲来を求む!

『オールスター感謝祭』 アシスタントらしからぬ答えを言う島崎和歌子

 続いて、「なんで『日本語』は『国語』と言うのか?」。チコちゃんからこの質問をされたゲストの島崎和歌子は「わざわざ『日本語』と言わなくてもみんなわかるから」と答えた。さえない回答だ。チコちゃんは機嫌を損ね、島崎はTBS『オールスター感謝祭』ネタで総ツッコミを受けてしまった。

チコちゃん「それで問題になると思う? 期首期末にすっごいクイズ番組やってる割には。アンサーチェック。……ボーッと生きてんじゃねーよ!」

MCの岡村隆史 「予選落ちでーす」

 江戸時代の日本人は、各地域で同じ言葉をしゃべっていなかった。共通語が存在しなかったから、地方同士で言葉が通じない。その後、大日本帝国として制度化された明治初期に「標準語が必要」ということになる。

 問題は、どの地方の言葉を標準語にするべきか、だ。結果、首都・東京VS古都・京都の2択となった。しかし、なかなか結論が出ない。決着がつかぬまま月日は流れ、10年以上たってしまった。すると、高齢であった京都派の人たちが、協議が長引くうちに老衰で亡くなり、東京の言葉が標準語になったという。

 そう考えると、京都弁が標準語になっていた可能性も十分だ。日本人はもっとはんなりしていたかもしれないし、みんな「~どすえ」と言っていたかもしれない。大阪人のキャラ付けにコテコテの大阪弁が使われがちだが、東京弁もキャラ付けに使われていたかもしれないのだ。

 あらためて経緯を知ると、標準語を教えることそのものが「国語」ではないか? という認識になってくる 。まあ、その標準語も定まってまだ100年ちょっとしかたっていないのだけれど。

 また、国語を決める際、書く文字をどうするかという議論も交わされたらしい。そのときは「漢字を使わない」「すべてローマ字にする」という案もあったそう。だが、すでに国民の多くが漢字やひらがなを使っていたので、「混乱する可能性がある」と不採用になった。

 さすがに、すべての字をローマ字で書くのは面倒臭すぎる。漢字だって、廃止しなくてよ かった。漢字がないと、逆にわかりづらくて、 読み書きで苦労してしまうだろうから。当時の日本の識字率に感謝だ。

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