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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 空気階段の“生き様ラジオ”
あなたのスキマに『ラジオ』をはさみたい 第4回

ギャンブル漬け×マザコンのやばすぎるお笑い第7世代「空気階段の踊り場」はふたりのまんまを描いた“生き様ラジオ”

『空気階段の踊り場』はドキュメンタリーラジオ?

 とにかく、彼らのラジオは彼らの人生そのもの。

『空気階段の踊り場』を“ドキュメンタリーラジオ”と評した記事を読んだことがありますが、まさにその通りで、キングオブコントの決勝出場が決まった時の喜びも、決勝戦を終えて二人が感じたコントへの熱い気持ちも、全部ラジオで話しています。だから、親戚のオバサンになった気分で、気が付けば芸人・空気階段を応援するようになっていました。

 テレビに出ているのを見て嬉しくなったり、空気階段の単独LIVEが即完売すると誇らしくなったり、番組グッズ(Tシャツ!超カワイイんです)を買ったりしています(笑)。

 ふたりをずっと見守ってきた、3人目の空気階段みたいな担当ディレクターは、「借金750万円の不健康と、仕送り総額1000万以上のマザコン。愚者と愚者、グシャグシャ」と、まだまだ厳しい対応ですけど、それも愛だと思います。

 ちなみに、今年3月に行われる空気階段の第4回単独ライブは5公演とも即完売。去年11月にやったラジオ番組発のイベントも大盛況!!! ラジオリスナーの集結力と、空気階段のラジオ人気を実感できるイベントだったと思います。

 “ラジオをやりたい芸人さんは意外と多い”

 時折見かけるこのワード、ラジオ局で働く者として本当に嬉しい言葉で、メディアとしてラジオの広告価値が下がっている今、自分が自分の仕事に向き合う自信にもなります。

 雑誌等で「ラジオの復権」「いまラジオがアツい」「今こそラジオ!」なんて特集をよく組んで頂きますが、ありがたい反面、私が入社した2007年頃からずっと“復権”を謳われ続けているのも事実。

「現在進行形でずっとラジオが復権してるんだ!」……と信じたいけど、そうでないことも肌で感じる日々ですから、空気階段みたいな若手芸人がパッションを傾けるラジオ番組が起爆剤になって、空気階段の認知がもっと広がって、ラジオファンがどんどん増えて、空気階段が超人気者になったらいいなと思っています。ホントに。

阿部 千聡(あべ・ちさと)
2007年、TBSラジオ入社。ラジオニュースのAD、記者見習いとして配属された後、編成部のトラフィック担当など内勤を経て制作現場へ。「たまむすび」「サンドウィッチマンのWe Love Rugby」「土曜朝6時 木梨の会。」などを担当。

最終更新:2020/01/27 04:03
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