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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『絶対零度』視聴率1ケタ台に転落

沢村一樹主演のフジ月9『絶対零度』視聴率1ケタ台に転落はテレ東ドラマに食われて!?

フジテレビ公式サイトより

 沢村一樹が主演する、フジテレビ系“月9”枠の連続ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(午後9時~9時54分)の第3話が20日に放送され、視聴率は8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。初回10.6%、第2話10.7%と好調をキープしていたが、第3話にして、屈辱の1ケタ台に転落した。

 同ドラマシリーズは、『絶対零度~未解決事件特命捜査~』(上戸彩主演)のタイトルで、2010年4月期にシーズン1、11年7月期にシーズン2がオンエアされ、シーズン1が平均14.4%、シーズン2が13.1%の高視聴率をマーク。18年7月期には沢村が主演となり、『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』としてシーズン3が放送され、10.6%と2ケタ台を記録。長らく1ケタ台に低迷していた“月9”ドラマの流れを変えた。

 その後“月9”は、昨年7月期『監察医 朝顔』(上野樹里主演)まで5クール連続で平均視聴率を2ケタに乗せ、復活ぶりをアピール。ところが、前クールの『シャーロック』(ディーン・フジオカ主演)が1ケタ台に終わり、いい流れを断ち切ってしまった。

 それだけに、1年半ぶりのオンエアとなる『絶対零度』シーズン4に懸かる期待は大きかったが、第3話にして早くも1ケタ台に落ちた。同シリーズで10%を割ったのは、前シリーズの第2話(18年7月16日)の9.6%以来、2度目で全シリーズを通じて自己ワースト視聴率となってしまった。

 その最大の要因として考えられるのが、裏のテレビ東京系「ドラマBiz」枠で放送された『病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~』(小泉孝太郎主演)の初回2時間スペシャル(午後9時~10時48分)が8.1%を記録して大健闘をみせた点だ。

 同枠はビジネスに特化したドラマ枠で、支持層が限定されるため、視聴率面では大苦戦。前クールの『ハル~総合商社の女』(中谷美紀主演)は、ただの1度も5%を超えることすらできなかった。しかし『病院の治しかた』の初回は、同枠で史上最高視聴率を獲得し、『絶対零度』にも大きな影響を与えたとみられる。

 「ドラマBiz」は通常、午後10時放送開始であるため、『病院の治しかた』がスペシャルでオンエアされないかぎり、今後『絶対零度』とバッティングするケースはない。だが、20日に関しては、同ドラマがテレ東ドラマに食われたという事実は残る。次回第4話では、しっかり2ケタに乗せて、負のイメージを払拭したいところだろう。

(文=田中七男)

最終更新:2020/01/21 18:14
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