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日刊サイゾー トップ > 社会 > 政治・経済  > 菅房長官、総理の芽が消える?

令和おじさん完全終了か? 河井前法相夫妻のグダグダ会見で潰えた「菅房長官の総理の芽」

菅義偉公式サイトより

「これほどヒドイ会見はない。酔っ払った記者もいたから、自然と喧嘩腰になっていましたよ」と政治部記者が怒りの矛先を向けるのは、1月15日夜に行われた河井克行前法相、案里参院議員夫妻の記者会見である。

 昨年7月の参院選で広島選挙区から初出馬した案里氏の陣営が、車上運動員、いわゆる「ウグイス嬢」に、法定上限の1万5000円を超える報酬を支払っていたことを、週刊文春(文藝春秋)がスクープ。夫の克行氏は、法相就任わずか1ヵ月半で辞任に追いやられた。

「以降、夫婦そろって、国会にも出ず雲隠れ。都内の高級ホテルや衆議院の赤坂宿舎などに閉じこもっていたといいます」(前出の記者)

 皮肉にも、自らが管轄し、お膝元の広島地検が捜査に着手。事務所に家宅捜索が入ったため、炙り出されるように記者会見となったのだが……。

「記者クラブに会見の案内があったのは午後9時ごろ。しかも30分後に克行氏が衆院宿舎で、その後、案里氏が参院宿舎で行うという噴飯もののスケジュールでした。時間も時間なのでカメラマンや記者が集まらず、当然、一杯ひっかけている人も多かった。二人一緒にやらないのも意味不明ですが、案里氏にいたっては、宿舎の外という厳寒の状況でした」(同前)

 あげくに両人は「捜査に協力したい」と多くを語らず、議員辞職もしないとなれば、記者らはガス抜き的に良いように使われたことになる。

 このグダグダ会見で株が地に落ちたのが菅義偉官房長官である。

 菅氏といえば、玄人好みのいぶし銀な政治家にすぎなかったが、”令和おじさん”となって名前が全国区に。「総理候補」と崇められるようになり、無派閥という名の”菅派”に入りたがる議員が急増した。それが河井氏であり、これまた公職選挙法違反疑惑で”文春砲”に吹き飛ばされた菅原一秀前経産相だった。

「さらに、IR疑獄の業者サイドから100万円受け取ったとして、日本維新の会を除名となった下地幹郎衆院議員も、当選同期の”菅銘柄”。つまり菅氏の周りにはロクな議員がいないことが露呈してしまったのです。河井氏の一件で、菅氏の総理の芽は完全に潰えたと見ていいでしょう」(同前)

 菅氏の動揺は明らかで、手を挙げる記者全員を指名するフェアな姿勢が評価されてきた記者会見で、最近、かの宿敵、東京新聞・望月衣塑子記者をスルーしているという。菅氏が老害議員の仲間入りをする日も近そうだ。

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最終更新:2020/01/18 18:00
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