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捨てドラマなのに!?『ケイジとケンジ』が視聴率12.0%の好発進でテレ朝の笑いが止まらない?

テレビ朝日公式サイトより 

 テレビ朝日の笑いがもう止まらない?

 “捨てドラマ”ともいわれていた、“木9”枠の新ドラマ『ケイジとケンジ~所轄と地検の24時~』(桐谷健太、東出昌大ダブル主演)の初回が16日、15分拡大で放送され、12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)の高視聴率をマークして好スタートを切った。

 まだ初回を終えていない作品もあるが、16日放送分までにかぎると、1月期の民放連ドラの中では、天海祐希主演『トップナイフー天才脳外科医の条件―』(日本テレビ系)の13.0%に続いて第2位の好発進となった。

 『ケイジとケンジ』は、元体育教師で、交番勤務を経て、刑事となった仲井戸豪太(桐谷)と、頭脳明晰すぎて逆にズレている、東大卒の頭でっかちなエリート検事・真島修平(東出)が、仲良くケンカしながら難事件に挑む物語。ヒロインには、豪太の妹で、修平のサポートを担当する立会事務官・仲井戸みなみ役で、比嘉愛未が起用されている。

 脚本は、『HERO』シリーズ、『ガリレオ』シリーズ(共にフジテレビ系)、NHK大河ドラマ『龍馬伝』、『DOCTORS~最強の名医~』シリーズ(テレ朝系)、NHK連続テレビ小説『まんぷく』などを手掛けたヒットメーカーの福田靖氏が担当する。

 桐谷も東出も、これが地上波民放プライム帯の連ドラでは初めての主演となり、テレ朝にとっては“冒険”となる。柳葉敏郎、風間杜夫といったベテランのほか、若手の磯村勇斗、今田美桜も配されているが、キャスティングは全体的にかなり地味で、“経費削減”が伺える。いわば編成の谷間を埋める“捨てドラマ”にもかかわらず、2ケタどころか、初回12.0%を記録したのだから、同局の笑いが止まらないのは当然か。

「米倉涼子、木村拓哉、天海らの主演ドラマを放送する“木9”は、テレ朝にとっては看板枠ですので2ケタが必須。とはいえ、その予算には限界があります。未発表ですが、4月期には、木村が主演する『BG~身辺警護人~』の続編がオンエアされるとのウワサがあります。そうなると、木村主演のドラマは、出演料などで制作費が莫大になりますから、1月期はできるだけコストを抑えたい。それが、低予算の『ケイジとケンジ』につながったともいえます。同枠では、昨年10月期に米倉主演『ドクターX~外科医・大門未知子~』を放送しましたが、この作品もまた経費がかかる。従って、その直前の同7月期には、低予算の大森南朋主演の『サイン-法医学者 柚木貴志の事件-』をオンエアしました。それでも、『サイン』は平均11.1%をマークしました。“捨てドラマ”ながら、『ケイジとケンジ』も2ケタを獲ってくれれば御の字なんです」(テレビ制作関係者)

 同局の“木9”ドラマは、2017年4月期『緊急取調室』シーズン2(天海主演)以降、昨年10月期まで11クール連続で視聴率2ケタを獲得している超優良枠。本当に4月期に、『BG』続編が放送されるのであれば、『ケイジとケンジ』もなんとか平均で10%超えを果たして、“いい流れ”をつくりたいところだ。

最終更新:2020/01/18 17:30
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