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サッカー東京五輪代表がU-23アジア選手権でボロボロ……森保一監督よ、目を覚ませ!!

JFA公式サイトより

 危うく日本サッカー界が大打撃を受けるところだった。

東京五輪サッカー男子の出場権を懸けたAFC U-23選手権2020で、なんと日本代表がグループリーグ2連敗を喫し、敗退してしまったのだ。

 もちろん、日本代表は地元開催のため、東京五輪出場は決まっている。ゆえに今大会では、堂安律や久保建英などの海外組は招集せず、1.5軍で臨んだ。

 しかし、五輪のレギュラーに選抜されるメンバーもいる中、サウジアラビアに1-2、シリアにも1-2で敗れ、しかも、敗戦がアンラッキーの産物ではないのは異常事態だ。試合後、選手たちは「気持ちで負けていた」と口にしていたが、戦う姿勢がなかったようには見えない。むしろ、動いてはいたのだが、基盤となる戦術がないのか、個々が非効率に空回りしていた。

 サンフレッチェ広島時代は可変システムを使ったビルドアップからの1トップ2シャドーを起点とした攻撃パターンを持っていた森保一監督のチームが、なぜ選手任せにしか見えないのだろうか?

「日本の選手たちは、監督からの指示に固執しすぎてしまう傾向があります。そのため、日本サッカー協会(JFA)は2002年、選手の自主性を尊重するジーコを監督に招聘しました。しかし、今度は自分たちで規律を作ることができなくってしまった。だから、以降の代表監督は規律をベースにチームを作ってきたんです。しかし、18年のW杯ロシア大会直前、ハリルホジッチから西野朗に交代したこともあり、チーム戦術が付け焼き刃になった。ある意味、選手たちに委ねるしかなくなった時に、日本代表が今までにない輝きを見せたのです。それをコーチとして見ていた森保監督は、今のメンバーなら自由と規律のバランスが取れると考えたのだと思います」(サッカーライター)

 実際、森保監督が就任した直後は、大迫勇也を中心に、堂安、中島翔哉、南野拓実が自由に動いて輝きをみせた。しかし、それも徐々にトーンダウンしてしまう。

「波に乗れている時は選手任せでもいいかもしれませんが、チームとして基盤となる戦術がないと、流れが悪い時に苦しい。それは、ロシアW杯のベルギー戦で表れていましたよね? 今回の敗戦をきっかけに、森保監督も早く目を覚ましてほしい。まずは戦術があって、そこに自由をプラスさせるべきです。森保監督の得意なマネジメントで選手たちに自由を与えれば、広島時代のサッカーにプラスアルファで個の力が加わった堅固なチームが生まれるはずです」(同)

 16年のリオデジャネイロ五輪で開催国として金メダルを獲得したブラジルだが、南米予選を兼ねて開催された15年U-20南米選手権では、予選突破圏外の最終ラウンド4位に終わっている 。それでも、金メダルを獲得した。

 現状は楽観視できないが、森保ジャパンにはまだ可能性がある。“縦ポンサッカー”しかなかったハリルホジッチ元監督とは違って、森保監督にはバリエーションがあるのだから。

TV Journal編集部

チームや選手、コアサポに媚びず、サッカーをエンタティンメントの視点からブッダ斬ります。

サイト:TV Journal

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最終更新:2020/01/15 20:00
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