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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > フワちゃんの「戦略」と「弱点」
ズバッと!芸能人

”YouTuber芸人”フワちゃんの表裏一体な「戦略」と「弱点」

「ちゃん」付けの効用

 彼女の“ブレイク”マジックは、ほかにもある。それが「ちゃん」付けだ。過去の芸能人の例でみても、KABA.ちゃん、南海キャンディーズしずちゃん、玉ちゃん(玉袋筋太郎)と、ちゃん付けされているタレントは敵を作らない。唯一、安田大サーカス・クロちゃんは嫌われ者ではあるが、なんだかんだ見てしまう。

 だが、それでもフワちゃんがイキイキと輝けるのは、やはりYouTubeなのではないだろうかという気がする。スタジオにいる彼女は、どこか無理して自撮り棒を持っているように見える時がある。さらに、変に「テレビ」という様式に合わせようとして自分を見失い、パニクり、結果として爪痕を残すどころかマイナスポイントを稼いでしまっていることも、ままある。

 以前、とある番組のインタビューで「自分でやってて楽しいことをしたいなと思って(今の仕事を)始めた」と語っていたフワちゃんはYouTubeから飛び出し、テレビで一躍時の人となった。ただ、彼女がこのままテレビタレントに収まる気はしない。自撮り棒の次に、その手につかむ夢はなんだろうか?

 

都築雄一郎(放送作家、ライター)

放送作家、ライター。

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つづきゆういちろう

最終更新:2020/01/15 15:10
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