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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 年始に露わになったジモンの生態

『取材拒否の店』とは一味違う!? 年始の早朝にあらわになった、寺門ジモンの抜き身の生態

フジテレビ『ジモン・渡部のこれが絶景料理だ!』

『寺門ジモンの取材拒否の店』(フジテレビ系)という番組がある。メディア露出をかたくなに拒否する飲食店に寺門ジモンが直談判、「食のコネクション」をフル活用して知る人ぞ知る名店を紹介するグルメバラエティだ。

 ジモンの人物像を語る際、付いて回るのは「面倒臭い」という評価。しかし、あの番組での彼の立ち位置は他と少し違っていたりする。そのカラクリを端的に示すのは、「KAMINOGE」vol.75(東邦出版)に掲載された同番組・遠藤達也ディレクターのインタビューだ。少し引用してみよう。

「寺門さんは基本、面倒臭いキャラクターだからね。わかるでしょ? まっすぐな人ですから。心の中はいい人なんですよ。そこで『ボクら周りのスタッフが悪くなろう』と(笑)。そうすると寺門さんがいい人に見えるでしょ」(遠藤D)

 ジモンにスタッフが悪意あるいじりを展開するのは、同番組でおなじみの光景。1月1日放送分では、なんとジモンの頭を叩くスタッフまでいた。なるほど、「周りのスタッフが悪くなろう」としている。

 また、視聴者からヒートを買う攻撃対象が別に存在することで、実はジモンの正義(食通の側面)が強調される。悪態をつくスタッフが名店の料理に納得した瞬間、グルメバラエティとしての説得力が密かに際立つのだ。何気に巧妙な構造である。

ジモンのスタンドプレーが悪目立ちし、料理の印象が薄れる

 遠藤Dのような引き立て役がいなくなると、果たしてジモンはどうなるだろう? それが如実に表れたのは、1月4日放送『ジモン・渡部のこれが絶景料理だ! 2020新春SP』(フジテレビ系)だった。とにかく、ジモンが暑苦しい。暑苦しいだけならまだいいが、ジモンのスタンドプレーばかり目立ち、料理の情報が全然頭に入ってこなくなったのだ。

 芸能界「2大グルメ王」であるジモンとアンジャッシュの渡部建が「朝食」「とんかつ」「サンドイッチ」「ステーキ」といった各ジャンルからそれぞれ自慢の名店を紹介するというのが番組のルール。そして、今回はジャンルごとに女性タレントがゲストに招かれた。つまり、渡部と女性ゲストがジモンの暑苦しさにうんざりするという形で番組が進行していったのだ。

「朝食」のジャンルから渡部が紹介したのは、おにぎりを売りにした中目黒で営業中のカフェである。

「“中目黒に美味いものなし”って俺はずっと言っているんですよ」(ジモン)

 目の前にお店があるにもかかわらず、大声で最悪なことを言い出すジモン。席についたらバランスが不安定なテーブルを気にして「カタカタしている」と、文句は一向に止まらない。

「誰かさんがいつも同じ店しか紹介しねえから“ちょっとでも新しい風を”と思ったら、来て早速文句ばっか言われるしさ……」(渡部)

 おにぎりという食べ物を見くびっているのか、注文後即運ばれてこない状況に「スピードも点数に入るよ」と、ジモンはネチネチ文句を言い続けた。

「俺、マジでこの番組のロケが終わった後、後日謝りに行ってるんだよ。“なんでこの仕事受けちゃったんだろう?”って毎年思うんだよ」(渡部)

 でも、さすが渡部が紹介した店だ。なんだかんだ料理は美味しい。ジモンも店員さんに聞こえるよう「美味しい!」と大声で厨房に感想を報告した。

渡部「もしかして、ちょっと店員さんのことタイプなんでしょ? やめてくださいよ、ジモンさん。確かに美人な方ですけども」

ジモン「(店員さんに)LINE交換できます?」

渡部「やめなさい」

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