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日刊サイゾー トップ  > 『マトリズム』で学ぶヤク中事情
じゃまおくんの「WEB漫クエスト」

現在進行形ドラッグ漫画『マトリズム』で学ぶ、ヤク中の最新事情

ネタのためならなんでもやってみる人気連載マンガ家

 芸能人だけでなく、ミュージシャンも薬物で逮捕されるニュースをよく目にしますが、クリエティブ系の仕事という意味ではマンガ家も例外ではないようです。やっている人はやっている、ということでしょうか……。いや、たぶんフィクションだと思うんですけどね!

(c)日本文芸社/鈴木マサカズ

 さらに罪深いのは、自分が雇っているアシスタントにまで薬物を勧めてしまうことです。自分が尊敬する先生から勧められたら、果たして断れるでしょうか? “一回ぐらいなら……”って思ってしまうかもしれません。パワハラならぬドラハラ……なんか身近な感じがしてきません?(もちろんフィクションです)

(c)日本文芸社/鈴木マサカズ

 大麻もア●コスみたいに電子でやる時代! なるほど、こっちの世界も当然ながら技術革新があるんですね。こんな最新ヤク中トレンドが描かれるのも連載中作品の強みといえるでしょう。

(c)日本文芸社/鈴木マサカズ

 そのほかにも、スーパーの店長と不倫をしていた新人女性パート社員が別れを切り出したところ、店長がエッチ中の写真と大麻の喫煙シーンの写真をL●NE経由で送って脅してくる話とか、警察官のお母さんが覚せい剤にハマってしまい、一緒に出頭する悲しいお話、高級タワマンに住むセレブ夫婦が実は薬にドップリ浸かってヤク中になっている話などなど、生々しいエピソードのオンパレード。あまりに身近にありそうなケースすぎて戦慄してしまいます。

(c)日本文芸社/鈴木マサカズ

 ちなみに毎回の殺伐としたエピソードのお約束のオチとして、いつもケンカをしている草壁と冴貴のマトリコンビが、なぜか一緒にラーメンを食べるほっこりシーンがあります。薬はやりたくないが、ラーメンは食べたくなる、そんな不思議なマンガです。

 

●『マトリズム』https://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b358210.html

じゃまおくん (マンガコラムニスト)

懐かしのマンガやB級マンガのレビューサイト「BLACK徒然草」管理人。著書に『なんだ!?このマンガは!?』『このマンガ恐るべし...!!』(彩図社)がある。

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Twitter:@jkun

サイト:Black徒然草 (a black leaf)

じゃまおくん

最終更新:2023/02/08 11:04
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