ゴーン国外脱出をみすみす許した国内空港のザル警備 背景に故スティーブ・ジョブズのトラブル⁉
2020/01/08 14:00
#スティーブ・ジョブズ #カルロス・ゴーン
ジョブズ氏の一件でPJ専用施設が開設
「政府、特に国交省にとっては、ジョブズ氏の一件が国内空港のPJ対応の必要性をより認識させる要因になったことは間違いないでしょう。11年の東日本大震災で訪日客が激減するなか、12年には成田空港内に開設されたのを皮切りに、現在は関空ほか主要4空港にPJ専用施設が設けられている。さらに、PJの空港利用を促進するために、保安検査も簡略化していたようです。その裏には、海外VIPの訪日を促進し、日本企業にとってのビジネスチャンスにつなげようという思惑があったのです」
ただ、日本が「世界に並べ」とばかりに急ピッチで進めたPJ対応は、行きすぎだった部分もあるようだ。
「PJ利用客の手荷物などは海外でもノーチェックであることが多いですが、盗難品や重要文化財のほか、マネーロンダリングを目的とした多額の現金や貴金属が違法に持ち出される可能性があるため、ゴーン被告が隠れたとされるような大型ケースなどはチェックされているはずです。『PJならなんでもOK』にしてしまったところが問題」(同)
ジョブズ氏の“トラブル”によって救われた形になったゴーン被告だが、果たしてこのまま逃げ切れるのか注目だ。
最終更新:2020/01/08 14:41
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
6:20更新
イチオシ記事
現役ヤクザも視聴する78歳の元山口組顧問弁護士・山之内幸夫が「アウトロー系YouTuber」に大転身した驚愕の理由