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すべてはあの悲願のため!? NHKが紅白歌合戦から“元SMAPを排除”した深謀遠慮

NHK放送センター

『NHK紅白歌合戦』の裏番組で、毎年トップ視聴率を獲得している日本テレビ系の『笑ってはいけない』シリーズ。今年は元SMAPで『新しい地図』の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人が出演するとの情報もあり、例年以上に視聴率が接近する可能性も高まっている。

 紅白スタッフもさぞかし脅威に感じているだろうが、NHKには絶対に高視聴率を獲得したい理由があるという。業界関係者が明かす。

「もっか、NHKの悲願となっているのが地上波とネットでの同時配信です。番組がネットでも見られるとなれば、受信料を現状の2倍とまでは行かないまでも、上乗せできる告実にできるというのがNHKの本音。この計画は2015年から議論されてきて、ようやく法改正も整った。満を持して19年10月にNHKは総務省に『同時配信をやる』と申請していました」

 後は認可されるだけとなった。そのタイミングで総務大臣が高市早苗氏に代わったことで状況が一変したという。

「テレビ番組のネット同時配信は世界の常識であり、国民に利益しかないサービスなのは間違いない。しかし、高市氏は『民放の皆さんの懸念』を理由に、NHKの検討結果を“不足”と断じたのです。となれば、NHKとしては同時配信が『国民の利益』となる材料を提示することが必要となる。そのために手っ取り早いのが、『紅白』で圧倒的な高視聴率を獲得し、“NHKではこれほどまでに国民に支持されている番組を制作している”との事例にすること。何としても東京五輪までに間に合わせたいと、NHK幹部は相当焦っているようですね」(前出・業界関係者)

 国際パラリンピック委員会特別親善大使を務める『新しい地図』を排除し、「ジャニーズ紅白」にした裏には、NHKの深謀遠慮があったようだ。

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最終更新:2021/12/03 02:14
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