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日刊サイゾー トップ > その他 > おたぽる  > カズレーザーの“メガドラ論”に反論続出!?
【おたぽる】

『しくじり先生』カズレーザーが披露した「メガドライブ」しくじりエピソードに反論続出!?

【おたぽるより】

「セガ」製品情報サイトより

 12月16日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)では、メイプル超合金のカズレーザーが講師として授業を担当。「メガドライブ」についてのしくじりエピソードを熱弁し、ゲーマーの間で話題になっている。

「メガドライブ」とは1988年に発売されたセガのゲームハード。当時としては画期的だった16ビットのCPUが搭載されており人々を驚かせた。しかしカズレーザーいわく、「メガドライブ」は“度を超えたチャレンジ精神”が災いして迷走。最終的には“塔”のようなゲーム機になってしまったと解説。

「メガドライブ」の最初のしくじりは、発売当初のソフトラインナップ。88年の10月末にハードが発売されたのだが、ソフトの方は年末までに4本しかリリースできなかった。“ハードはあってもソフトがない”という苦境に立たされた「メガドライブ」だが、そんな中で任天堂は、90年に「スーパーファミコン」を世に送り出す……。

「スーパーファミコン」は『スーパーマリオワールド』と共に大ヒット。一方で「メガドライブ」は負けハードとなってしまい、セガは「ソフトが魅力的じゃないとゲーム機は売れない」ことに気づいたそうだ。そこで2年の歳月をかけて開発されたのが、1991年発売の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』。同作はアメリカで爆発的にヒットし、「メガドライブ」を人気ハードに押し上げた。

 しかし国内の売り上げで任天堂に負けていたセガは、支持を獲得しようとして迷走。“付属品”で「メガドライブ」をパワーアップさせる方向に舵を切る。たとえば「メガCD」は、CD-ROMのソフトで遊べるようになる周辺機器。カードリッジが主流だった時代で、いち早くCDに対応した。その他自宅でカラオケができる「メガCDカラオケ」など、多くの付属品を発売。夢の32ビット機「PlayStation」が発売された時も、「スーパー32X」という付属品で勝負に出たという。

 その結果「メガドライブ」はタワーのような大きさになってしまい、フルカスタマイズの値段は約16万円。ちなみにカズレーザーが取材したベテラン社員は、「スーパー32X」について「口に出せないほど売れなかった」とこぼしていた。

 番組では“しくじりハード”として扱われた「メガドライブ」だが、古のゲーマーからは「『ソニック』以外にも色々と名作出してるし、全然しくじってない!」「ちょっと時代を先取りし過ぎただけ」「むしろセガのハードではかなり成功した方では?」といった意見が。「スーパーファミコン」には負けてしまったが、“しくじり”と言えるほどではないという。

 ちなみにカズレーザーは番組の最後で、「ドリームキャスト」についての講義を告知。こちらはゲーマーからも“真のしくじりハード”として知られているが、どのような授業になるのだろうか。

最終更新:2019/12/25 05:45
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