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モンスターアイドルレビュー5

水ダウ発のアイドル「豆柴の大群」 “クズ芸人”クロちゃんにプロデューサーとしての才能あり!?

クロちゃんが離れると「豆柴の大群」への注目度はガタ落ち!?

 12月19日より、デビューシングル「りスタート」がタワーレコードで発売中だ。ジャケットのバリエーションは以下の3種類である。

(1)クロちゃんプロデューサー続行ジャケ
このCDが一番売れれば、クロちゃんはプロデューサー続行。

(2)クロちゃんプロデューサー解任ジャケ
このCDが一番売れれば、クロちゃんはプロデューサー解任。

(3)クロちゃんプロデューサー解任&罰ジャケ
このCDが一番売れれば、クロちゃんは解任された上に罰を受ける。

 正直、最も食指が動くのは(1)の続行ジャケだった。単純に、メンバーが最もかわいく写っているのがこのジャケなのだ。ファンになった人は(1)バージョンのジャケが欲しくなると思う。

 実は、この3バージョンにはからくりがある。クロちゃんを解任させたいと思ったとする。すると、選択肢は(2)か(3)のどちらかへ分かれてしまうのだ。続行の選択肢は(1)のみで、解任させたければ2つのバージョンから選ぶ必要がある。要するに、続行派がちょっと有利な構造だ。というか、今さらクロちゃんの罰ゲームを見てそんなに面白いだろうか? 安直なバンジージャンプ(3のジャケ)で済ますならば、クロちゃんのプロデュースを見続けたほうがよっぽど面白い気がするのだが。

 元も子もないことを言うと、グループからクロちゃんが離れたら「豆柴の大群」への注目度はガタ落ちするだろう。なんだかんだ、クロちゃんあってのデビュー。グループの今後を考えるなら、クロちゃんにはプロデューサー業を続行させなければならない。

 あと、クロちゃんのプロデュース力も捨てがたい。「りスタート」は、作詞だけでなく作曲もクロちゃんが担当した曲である。聴くと、BiSHっぽくて普通にいい出来だった。彼のプロデュース論は当初から一貫しており、プロデューサーとしては意外に信頼が置ける。

  番組放送後、「MONSTER IDOL」に関するトピックは毎回トレンドワード入りしている。世を巻き込んだ盛り上がりは、ほのかに90年代のポケットビスケッツを思い出させた。この状況が続き、さらにプロデューサーが不動ならば、「豆柴の大群」大化けの可能性はあると思うのだ。

『水曜日のダウンタウン』藤井健太郎プロデューサーは、同日の放送直後に以下のツイートを発信した。

「去年はせっかく産んだ熱が行き場を失って、良くない方に流れちゃったので、今年はちゃんとしたゴールをとね。それが企画のスタートです。」

 前企画「モンスターハウス」で起きた騒動を意識しているのは明白。番組としても、「MONSTER IDOL」は1年越しのリベンジなのだ。気合が違う。

 今夜放送の2時間スペシャルでは、クロちゃんがカエデに指輪を渡すシーンが登場する模様。まさか、「モンスターハウス」で使い回した指輪じゃないだろうな……。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2019/12/25 14:00
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