「処女じゃないから」と捨てられた女子大生が自殺……名門大カップルにいったい何が?
2019/12/26 20:00
#中国
ニュースサイト「華商網」(12月12日付)によると、今年10月、中国最高学府である北京大学法学部に通う女子大生が服毒自殺を図り、搬送された病院で脳死が確認された。自殺の動機は、同じ大学に通う交際相手の非道な所業にあるとみられている。
2人は2017年から交際を始めたのだが、男子学生は彼女を精神的に支配。彼女の裸の写真を撮ったり、避妊なしの性交で妊娠させた末に堕胎させ、挙げ句の果てには彼女に子どもができないよう不妊手術まで迫っていたという。最終的に彼女の過去の恋愛経験を持ち出し、「処女ではない女とは、これ以上、交際できない」と一方的に別れを告げたのだった。
ショックを受けた彼女は10月9日、酔い止め薬を大量に服用し、自殺を図った。病院に運ばれた時にはすでに意識にはなく、その後、脳死と判定された。
その後、母親が自殺の原因を突き詰めようと娘の携帯電話などを調べたところ、交際相手から信じられない仕打ちを受けていたことを発見。警察当局に捜査を願い出たのだった。
警察は男子学生を任意で取り調べたが、この件がメディアで報じられると、彼は取材に応じ「彼女の自殺と、自分はまったく関係がない。私のプライバシーの問題もあるので、これ以上、彼女の自殺については答えられない」と弁明。一方、女子大生の母親はメディアに対して、「娘を殺したのは男子学生だ」と涙ながらに語っている。
ただ今後、警察が刑事事件として捜査に乗り出したとしても、男子学生が直接手を下したわけではないため、量刑は軽いものになるとみられる。
SNS上でもさまざまな意見が噴出しているが、遺族のためにもせめて彼の口から真相が語られることを期待したい。
(文=廣瀬大介)
最終更新:2019/12/26 20:00
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
5:20更新
イチオシ記事
山岳民族に残る「嫁さらい」の実情を追う 『霧の中の子どもたち』と日本の非婚化