梅宮辰夫さんが苦悩した「アンナと羽賀研二」、本当の出会いは山口組5代目人脈絡みだった
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羽賀とアンナが急接近したゴルフコンペ
実は梅宮さんは『仁義なき戦い』などの任侠映画に出演した縁で、12年に他界した山口組5代目の故・渡辺芳則組長と昵懇の仲となり、その関係で、同じく5代目と親しかった大阪の不動産会社「末野興産」の末野謙一氏と親しかった。
末野氏といえば、住宅金融専門会社(住専)をめぐる資産隠し事件で、その後、逮捕されているが、当時、末野氏は羽賀のタニマチだった。その末野氏がハワイのホノルルで主催したゴルフコンペに、梅宮さんがアンナを連れて参加。その時に、ゴルフをやらない羽賀とアンナが急接近したという。
ともあれ、アンナは羽賀との交際を続け、95年には羽賀との“ペアヌード”写真集を出版。“平成のバカップル“としてワイドショーを賑わせ続けた。この騒動を受け、『梅宮辰夫の漬物本舗』の“辰ちゃん漬け”や”辰ちゃんコロッケ“もバカ売れしたが、それでも梅宮さんが2人の交際に反対する気持ちは変わらなかった。
筆者は、当時、梅宮さんが所属していた「長良プロダクション」の会長から「一度梅宮に会って話を聞いてくれないか」と頼まれ、2人で食事をしたことがある。梅宮さんによれば、ある日アンナから2人が同棲する家で飼っている犬の面倒を頼まれたことがあったという。
梅宮さんがその犬を動物病院に連れて行った後、2人が暮らす部屋のベッドメーキングまでして帰ってきたところ、その夜、アンナが「(羽賀とは)別れる」と言って、実家に帰って来たという。聞けば、羽賀が地方ロケで留守にするというので父親に犬の面倒を頼んだにもかかわらず、アンナが帰宅すると、羽賀が他の女と情事の真っ最中だったという。ところが、2人はその翌日にヨリを戻したそうで、梅宮さんの悩みは尽きないようだった。
結局、その後、羽賀の借金と嘘が積み重なったことで、2人は破局。さらに、しばらく経ってから梅宮さんが長良プロから移籍したため、筆者との関係は遠ざかったが、梅宮さんはずっとアンナの男性スキャンダルに泣かされていた。
しかし、晩年はアンナとの父娘関係も良好だったようで、それがせめてもの救いだ。また、かつて仲間だった銀幕のスターたちが次々と他界するなか、18年に開催された『梅宮辰夫生誕80年・芸能生活60年を祝う会』では、その直前に30針を縫う大怪我を負いながら、ステージに立ったほか、最近では、ドラマ『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日系)で役者復帰。最期まで昭和の俳優にこだわり続け、生涯をまっとうした。改めて、梅宮さんの俳優魂に合掌!
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