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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > からし蓮根がたどり着いた熊本弁漫才
『M-1』決勝直前インタビュー

からし蓮根がたどり着いた熊本弁漫才「背伸びするのをやめて、素の感じでできるようになろうと」

「第7世代」ブームは関東だけ!?

今年の『M-1」はもらった!?

――今年は確実視されていた方が準決勝で姿を消したり、始まる前から波乱含みです。

青空 そうなんですよ、本当に。

――俺たちの時代がきてる……みたいな感覚は?

青空 時代ですか……。

伊織 時代はまったく……確かに若い世代が注目されてるなって感じはするんですけど、別に大阪はそんな感じでもないんですよ。第7世代がきてる感じはあまりしない。

――ああ、この異様な「第7世代」ムーブメントは、割と関東特有のものなのか!

伊織 そうだと思うんですよね。関西は、そんなに気にしてない感じで。

――それって、関西のお笑い界のほうが、うまいこと新陳代謝がなされているということでもあるんでしょうね。今、それが東京にも起こりつつあると。

青空 そうかもしれないです。若い……僕らぐらいにも仕事が来るように、やっとなってるのかもしれないですね。

――決勝に出たら、認知度もまたグーンと上がると思われますが、これからやってみたい仕事などありますか?

青空 なんやろう。レギュラーが欲しいですね、番組の。『ワンナイR&R』(フジテレビ系)とか好きやったんで、ああいう。『笑う犬』(同)もめっちゃ見てたな。でもとにかく、『M-1』で目に見える結果を出してからですかね。

――以前(霜降り明星)粗品さんが「『M-1』で優勝してから、やっと自由に漫才ができるようになった 」ということをおっしゃってましたが。

青空 あぁ、そうやと思います。

――アドリブを効かせてネタをするとか。

青空 確かに。今はメチャクチャ避けますね。まぁね、簡単ですもん。お客さんの目線に合わせようと思えば、たぶんいくらでも合わせてできる。そういうのなしで、普通にちゃんと漫才をしないと、今は。

伊織 とにかく、たくさんの方々に笑ってもらえるように頑張ります!

――なんか、でもドキドキしますね……。決勝組で、ライバル視してるコンビはいますか?

青空 決勝で? 誰やろう? ちょっとどんな感じになるのかわからない。

伊織 最近……思うんです。やっぱりネタの最初のほう、まだまだ緊張してるなって。やっていったら徐々に落ち着いてはいくんですけど。だからライバルは……自分自身。

――なんか……イチローみたい。優勝後に、またインタビューをさせてください。その時は……もうちょっと心を開いていただけるように、私も精進します(笑)。

伊織 なかなか開かないんで。(青空は)開かないタイプなんで。

青空 いや、そんなことは、いや。またよろしくお願いします。

――(開いてない……)
(取材・文=西澤千央)

西澤千央(ライター)

1976年、神奈川県川崎市生まれ。フリーライター。「文春オンライン」『Quick Japan』などで連載中。ベイスターズファン

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Twitter:@chihiro_nishi

にしざわちひろ

最終更新:2019/12/21 21:10
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