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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 今年のM-1は不安定要素

敗者復活は和牛で確定!? M-1決勝、フレッシュすぎるメンツに不安要素ばかり

M-1グランプリ2019公式サイトより

 『M-1グランプリ2019』の準決勝が12月4日に開催され、決勝進出9組が決定した。今回は3年連続準優勝の和牛のほか、優勝候補としても期待されていたミキなどが敗退。からし蓮根、ミルクボーイ、ぺこぱ、オズワルド、すゑひろがりず、ニューヨーク、インディアンス、見取り図、かまいたちの9組が、12月22日にテレビ朝日系で生放送される決勝戦に進出。準決勝進出者から選ばれる敗者復活1組を加えた10組で、決勝戦が行われる。

 決勝進出経験があるのは見取り図とかまいたちの2組。9組中7組が決勝戦初進出というフレッシュな顔ぶれとなった今大会。このラインナップについて、ある構成作家がこう述べる。

「ただ単に初進出というだけでなく、ほかのバラエティー番組などでまだプチブレイクしていない芸人が選ばれているのが特徴的です。“M-1発のスター”を発掘したいという思惑が見えてきますね」

 しかし、今回の初進出メンバーに関しては、不安要素も少なくないようだ。制作会社関係者は次のように話す。

「たとえば『オズワルド』などは、おぎやはぎの漫才スタイルに似すぎている。下手をすれば“パクリ”なのではないかと言われてしまいそうな気も。ちなみに、オズワルドのツッコミ・伊藤俊介は女優・伊藤沙莉の実兄で、そういった部分には興味を持たれそうですけどね。

 あと、『すゑひろがりず』は、小道具として鼓を使っています。過去にはギターを使ったテツandトモがM−1決勝に進出したことがありますが、漫才は基本的に小道具を使わないものなので、この点が微妙。特に審査員長の松本人志は漫才で小道具を使うことに大きな抵抗を示しているとも言われています」

 また、ネタの内容についても気になる部分があるという。

「『ニューヨーク』のネタは、ここ最近の世の中の流れからすると、ちょっと危険。特定の人に対する“偏見”を笑いに変えるタイプのネタで、扱う題材によってはものすごく差別的に見えるので、いろいろな炎上案件になりかねない。M-1の運営サイドがどう考えているのかも気になります」(同)

 そして、和牛やミキといった有力どころが敗退してしまったことによる弊害もありそうだ。

「有力どころが敗退したことで、敗者復活戦が激戦になって面白そうだという声もありますが、むしろ逆。例年通りネット投票で敗者復活を決めるのならば、和牛かミキかのどちらかが勝ち上がってくることがほぼ確定したような状態です。特に和牛に関しては、人気うんぬんを抜きにして、“M-1の決勝戦でネタが見たい”というお笑いファンがかなり多い。そういった思いが票に反映されるでしょう」(前出・構成作家)

 敗者復活戦に回った無名の若手芸人たちにとっては厳しい状況だが、少なくともこれまで以上にフレッシュな大会となりそうな今年のM-1。ひとまず、ニュースターの誕生を期待しよう。

日刊サイゾー

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にっかんさいぞー

最終更新:2019/12/09 10:18
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