トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 次世代コント「ゾフィー」の野望
自称・コント村村長がサイゾー降臨!

第3のメンバー(?)ふくちゃんも大人気! 東京03も激推しする次世代コント「ゾフィー」の野望

賞レースは流れもある。KOKはそれに乗り切れなかった

――『キングオブコント2019』は5位に終わりました。どう受け止めてます?

上田 賞レースは流れもあるんで、それに乗り切れなったなと。でも見てた人が「あれでファイナルいかないのはおかしい」と言ってくれるのが追い風になっていて、ポジティブな効果が大きいような。

サイトウ めちゃめちゃウケたんで、よかったです。『令和元年度NHK新人お笑い大賞』も準優勝でしたけど、「なんで!?」という声ももらって、結果的に悪くはなかったなと思ってます。

――決勝に初進出した2年前は炎上しましたよね。

上田 あのショックはでかかったです……。ライブシーンではウケてて、決勝いったら、ウケないわ炎上するわで。俺らテレビでやれないネタが多いんですよ。マルチとか自殺とかバイク事故とか。

サイトウ 緊張と緩和がそっちに行きがちなんですよね。

『ゾフィー Official YouTube Channel』より

上田 そんな俺らにしてはポップでキャッチーなネタができたと喜んでた矢先、あの反応だったんで。「もう作れないじゃん! テレビ出れないじゃん!」でした。でも気にせずやってきて、今年のフクちゃんで反応よかったから、なんとかなりました。

――ポップな方向に軌道修正しなかったんですか?

上田 ポップに作ろうとすると、お客さん第一優先で自分の面白さを一回下げる感覚が強くて……。自分たちが「面白い!」というネタを、お客さんにも楽しんでもらおうという順序が正しいと思ったんですよね。だからポップな方向は捨てて、元に戻しました。

――『キングオブコント』の記録見ると、その前年まで3年連続で準決勝止まりだったんですね。結成が2014年……。ということは、その年に準決勝行ってるんですか?

上田 大したもんです(笑)。

サイトウ 自分で言わないんだよ。言ってもらうもんなんだよ。

――ちなみにゾフィーの前にくんでいたコンビでは、どこまでいったんですか?

サイトウ 俺はだいたい2回戦で終わってました。

上田 僕も、行って3回戦でした。

――なんで急に結果出たんでしょう?

サイトウ 相方は手ごたえないと思うんですけど、俺はありました。前のコンビでは2人ともネタが書けなくてエチュードで作ってたんですよ。それがゾフィーを組んだら、キレイな台本をいただいて、天才だと思いました。鳥肌立ったんです。

上田 僕の前のコンビは複雑に考えすぎて、お客さんに伝わらなかったんです。それが組み直したことで一回リセットして、シンプルなネタ――ちゃんとフリがあってヘンなこと言って、というネタを作ろうと。それで最初に作ったネタで準決勝行けたんです。

絶妙な間合いが笑いを生み出す

――どんなネタなんですか?

上田 2軍落ちそうな野球選手のところに子供が来て、「僕が手術受けたらホームラン打ってね」というやつです。よくある設定をただ逆にしただけなんですけど、分かりやすくて、面白かった。

サイトウ 最初に読んだ台本もそれでした。いまだに営業でやってます。ただ、たまに分からない台本があって、どういうことか聞いちゃうんですけど。

上田 お客さんはわかってるんですよ。でも何回かネタやって「なんでウケてるか分からない」って突然言い出す。それで説明すると……。

サイトウ 「なるほどね!」(笑)

上田 サイトウさんってツッコミじゃなくて、一般人の役割なんですよ。Mr.ビーンの横にいる人たちと同じ。全体の構造を理解する必要はない。

サイトウ うんうん……(頷いた後に)誰がエキストラだよ!

1234
ページ上部へ戻る

配給映画