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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

宮迫博之、さんま主催の激励会に100人集まるも復帰はほど遠い内情

雨上がり決死隊・宮迫博之

 今夏、世間を騒がせた闇営業問題を巡って、所属していた吉本興業との関係がこじれている雨上がり決死隊・宮迫博之。そんななか、11月21日、明石家さんまが発起人となって都内ホテルで宮迫の“激励会“を開催。いよいよ宮迫の復帰が実現するーーかと思われた。

「激励会は、『みんなで一緒にオフホワイトからブラックに、そして白紙に戻った男を囲む会』と銘打たれ、各テレビやラジオ局の幹部や複数のお笑い芸人ら100人弱が集まって宮迫の再出発を祝いました。ただ、芸人たちはともかく、テレビやラジオの幹部はさんまの顔を立てて出席しただけ。吉本との関係がこじれたままでは、再起は前途多難です」(元吉本社員)

 今年6月、宮迫ら複数の芸人が反社会的組織の忘年会に出席していた“闇営業”が発覚。宮迫は吉本から契約解消を告げられたが、その後、自主的に謝罪会見を開いて、岡本昭彦社長の恫喝やパワハラを暴露。会見を受けて、岡本社長が涙の釈明会見を行い、契約解消処分は撤回された。

 ところが、宮迫は、吉本側から再三、話し合いを求められたものの、これを拒絶。復帰交渉が進まず、宙ぶらりんになった宮迫に救いの手を差し伸べたのが、さんまだった。

 謹慎中の宮迫を、自身の個人事務所で預かることにしたさんまは、当初、来年1月10日に行われる自身の主演舞台『七転抜刀!戸塚宿』に宮迫を出演させることを計画していた。

「この『七転抜刀!戸塚宿』が宮迫の復帰初仕事になるとみられていましたが、マスコミに情報が早く漏れ過ぎたことで、結局、実現は見送られました。さんまが自身のラジオで、宮迫の舞台復帰は“バレたらボツ”だったことを明かし、『囲む会でマスコミがあんだけ集まったら復帰の舞台はとんでもないことになることが分かった』と仕切り直しを明言しています」(お笑い関係者)

 宮迫自身の復帰は見送られたものの、宮迫がレギュラー司会を務めていた『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では、12月30日放送予定の年末特番に、さんまが“所属事務所社長“として電撃出演することが明らかになった。

「特番でさんまは、“宮迫が番組に穴を開けたことで社長としてお詫びに来た“という設定で出演。宮迫が戻りやすい環境を作るつもりなんです。あとはテレ朝の決断次第ですよ」(テレ朝系制作会社スタッフ)

 そのテレ朝としては、視聴者次第だ。

 だが、当初、宮迫が「(反社から)ギャラはもらってない」と嘘をついたことや反社との黒い交際疑惑がまだ不透明なことから、視聴者のみならず、世間の空気を気にするスポンサーの不信感も根強く、即、復帰するのは困難といわざるを得ないようだ。

 実際、さんまの事務所預かりといっても、事務所はさんまのスケジュールを管理するのが主で、マネジメント力はないのが現状。宮迫自身が吉本との話し合いをもって問題をクリアにしない限り、復帰は難しそうだ。

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2019/11/28 10:01
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