大坂なおみ差別ネタのAマッソ、売り出しプラン白紙で、ナベプロから「飼い殺し」宣告も
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今年9月に開催されたイベントでテニスの大坂なおみ選手に対する差別的発言をして、謝罪するに至ったワタナベエンターテインメント所属のお笑いコンビ・Aマッソ。特に謹慎などをすることもなく活動は継続中で、11月27日にはネット配信番組をまとめたDVD『Aマッソのゲラニチョビ マジカル・オオギリー・ツアー ~ディレクターズカット版~』も発売された。
騒動の影響はあまりないかのように見えるAマッソだが、その裏では所属事務所から厳しい通告を受けていたという。
「実は、ナベプロは今年の年末にかけてAマッソを強力にプッシュする予定だった。実際に騒動の直前には『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)にもブッキングされていますし、『女芸人No.1決定戦 THE W 2019』(日本テレビ系・12月9日放送)についても決勝進出濃厚とも言われていました。そんななかでの差別発言騒動で、ナベプロの売り出しプランは完全に白紙になってしまった。ナベプロはAマッソに対して、厳しい処分を下すことはないものの、“もうお前たちをプッシュすることはない”と宣告したそうです」(お笑い業界関係者)
いわば、ナベプロからAマッソに対する“飼い殺し”宣言である。
「現在、Aマッソは主にライブやYouTubeでの動画配信、ネット番組で活動しています。一応騒動前と仕事量も変わらない様子。下手に事態を大きくしたくないという思惑もあるのか、とりあえず現状維持。もしも騒動がなければ、今ごろテレビのネタ番組などにもたくさん出ていたはずなんですけどね。今後は、ナベプロのプッシュもなくなり、メディア露出は減り続ける一方になるでしょう」(同)
差別的発言をしたAマッソが悪いのは当然だが、芸人に対してしっかり教育をしていなかったナベプロにも責任の一端はある。
「これはナベプロだけに限らずお笑い界全体の問題で、やはり多様性に関する意識がかなり低く、マイノリティーをイジるネタが多いのが現実です。ナベプロもそこをもっと意識できていれば、Aマッソの発言もなかったはず。そういう負い目もあるから、ナベプロとしてはAマッソに対して厳しい処分を下せなかったのでは。とはいえ、問題発言を見過ごすわけにはいかないので“飼い殺し”ということになったのでしょう。ただ、ナベプロとしてはAマッソをプッシュすることはできないとしても、Aマッソの活動を妨害するというわけではないようで、“事務所を移籍してもOK”というスタンスみたいですね」(同)
Aマッソが心機一転して、新たな環境で再出発する未来もありそうだ。
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